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さらば東北──雨の帰路と10年ぶりの再会のあとに新たなる旅への予感

雲の上の青空と飛行機雲 東北ツーリング
東北ツーリング

いよいよ最終日だ。

泊まっていた八幡平ハイツは、チェックインの時点でスタッフが荷物を部屋まで運んでくれた。こんなのは初めての経験の気がする。

東北のツーリングで泊った八幡平ハイツ

大浴場も心地よくて、スタッフの対応も別格。どうやら皇太子時代の天皇陛下もご宿泊されたことがある、いいとこの宿だったらしい。

天皇陛下をはじめ皇太子時代の現天皇もお越しになった八幡平ハイツ

今日はここ八幡平ハイツから仙台に戻ってバイク輸送の手続きをして、10年ぶりの再会を果たす予定。

本来ならアスピーテラインをもう一度走りたいところだが、最終日に無情にも雨予報なので諦める。

気持ちは降り出す前に1秒でも早く出発したい。でも雨だからこそ準備には時間が掛かるので、朝食前から最後のチェーンの手入れ。

長期ツーリングにはチェーンルブが必携
呉工業の携帯用のチェーンルブ。バイク旅にはちょうど良いサイズ。

処分できるものはすべて処分してもらい最小限にまで減らす。空いたスペースにタンクバッグなんかもすべてリュックにしまって背負う。

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東北道を駆ける雨のラストラン

バイク輸送の拠点までは約220km。順調にいけば2時間半ほどの道のりだ。

まずは東北道。

Googleマップでは松尾八幡平ICを指しているが、バイク乗りっていうのはそんな野暮なことはしない。

岩手山パノラマラインを下りていく。

岩手山パノラマラインを走るXJR1200 (XJR1300)

東北に来て以来ずっと見てきた岩手山ともここでお別れ。西根ICから高速に乗る。

岩手山パノラマラインから見た岩手山

昨日はガソリンを入れる気力体力も残っていなかったので、ここで給油。タンク容量は21Lだし、ここまでリッター15km近くをたたき出しているので、今日はこれが最後の給油になるはずだ。

高速道路ではいつ雨が降り出すかわからない上に、下道のように道路わきに止めてカッパを着るわけにはいかないので、ここでブーツカバーも装着。

靴を濡らさないためにブーツカバーは必需品

高速道路の電光掲示板で花巻から雨の情報を知ってはいたが、案の定花巻から雨。

東北道は120km制限の部分もあるが、このバイク、5速4000回転を超えて走ると恐ろしいほどのスピードで燃料が減ることが発覚した。

XJR1200の最後の休憩

長者原SAで最後の休憩とバイクの陸送業者のところへナビをセット。

ラストラン…と言いたいところだが音楽を聴きながら走ってきたことに加えてこの先はナビも起動させるためにスマホの充電残量も気になる、200kmそこそこしか走っていないのにガソリンが底を尽きかけている。 燃料を入れるか、そうかといって陸送の際満タンにするなとも書かれているので悩んだ。

でもリザーブタンクにも切り替えていないし、そのまま走る。

ナビの予定より10分遅れで到着。 雨で知らない場所へ行く場合、濡れた手では自由にスマホも触れないし、きっとナビがなければもっと時間が掛かっただろう。

ずぶ濡れのカッパを片付けつつ陸送の手続きをして、東北までの1,000km以上、そして東北で2,000km以上(計画時の距離)一緒に走ってくれた愛車と別れる。

XJR1200で走った東北ツーリング6日目のログ
XJR1200で走った最終日の走行ログ
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そして10年ぶりの再会へ…

バイク輸送の拠点まで彼が家族を連れて迎えに来てくれた。

車内で挨拶もそこそこにお昼に。

豪華な刺し盛に仙台の厚切りの牛タン。

お酒までごちそうになりました。

再会用のお酒

小学生になる娘と、1歳ちょっとの息子。同い年の奥さん。数年前にマイホームを手に入れ、今は立派なパパだ。

この生涯で彼と過ごした時間は10時間ほどしかないんだけど、あっという間の2時間を過ごした。

またいつかバイクでの再会を約束して別れる。

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さらば東北…旅の終わりと、その先にあるもの

少しだけ時間があるので七夕で有名なのアーケードを歩いてみた。

仙台のアーケード

広島県民からすると、本通り商店街のようなイメージそのものだった。

そこから駅へ移動し空港へ。

チェックインを済ませてカフェタイム。そして搭乗。

IBEXにて仙台から広島へ飛ぶ
飛行機ちっちゃww

飛行機が雲の上に出た瞬間、そこには雲海が広がっていた。

広島行きの飛行機の中から見た一面の雲海

春先に突然の思いつきで始めた旅だったけど、やりきった達成感と満足感が湧いてくる。

また、きっとこんな旅がしたい。

そういえば、北海道をツーリングした時も似たような感情で窓の外を眺めていた。

飛行機を下りれば日常の生活に戻るけど、この心地よい感情を繰り返していけるようお金を貯めつつ、家族から理解されるよう日常生活を続けながら、次の旅への準備を進めようと思う。

本州四端コンプリート!バンザイ!!\(^o^)/

XJR1200(XJR1300)で本州最北端を踏破

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プロフィール
この記事を書いた人
taro

気付けば40代中盤に差し掛かり、25年を越えたバイクライフや趣味の楽器やDIYに関した記事を投稿しています。
保有資格:原付 普通自動車 普通二輪 大型二輪 1級建築士 第2種電気工事士 1級建築/土木施工管理技士 2級FP 宅建士

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