この日はビジネスホテルからの出発。
この日の思い出は雨だけです。
宅配便が届かず右往左往して、結局あきらめて出発しました。
本土最東端を目指して出発
この日は音更帯広ICから浦幌ICまで高速道路を使って距離を稼いだのですが、その後の274号線~392号がめちゃくちゃ快走路。
実は週間天気予報ではこの日くらいから晴れ間がのぞくはずだったので、荷物は簡単にしか雨対策してなかったんですが、白糠に出る手前くらいでどうにも雨が強くなって、あきらめて雨対策をしました。
それでもすぐに上がる、小降りになるという期待があったのですが、どんどん雲は暗くなり、雷が鳴り始め、合羽の上から叩かれる雨が痛くなってきました。
雨との格闘
大楽毛のコンビニで、濡れ始めたグローブをあきらめ、風雨と寒さに対抗するためだけに、苦肉の策として台所用のゴム手で代用します。引き帰そうかと思ったほどの雨でした。
ここから本来は釧路湿原を楽しみに目指してたんですけど、ルートを変えていくことも大事と自分に言い聞かせて先を急ぎます。
釧路市内の出口付近で給油したんですが、ガソリンスタンドで久しぶりに見た、ヤンチャかわいい感じの女の子に、「気をつけてくださいね」と言われただけで若干テンションが上がったのは男の性か・・・^^;
その後向いのホームセンター「ホーマック」で防水スプレーを購入しました。
ま~濡れたカッパにスプレーしても、さほど改善したようではありませんでした。
たぶんこの時点でお昼くらいだったのですが、とにかく距離を稼ぎたかったので、昼メシをあきらめて走ります。
空を見ると若干黒い雲は通り過ぎたように感じたのですが・・・?
この先は厚岸のグルメパークまではあまり記憶がないです。
厚岸グルメパーク
雨で視界がきかないまま、とにかく走っただけでした。
そしてテレビを見て愕然
雨と一緒に動いてる。
厚岸グルメパークではカッパを脱いで休憩、軽井沢から来たライダーと雑談、会食しましたが、ちょ~っと時間を浪費しすぎてしまいました><
なぎさのドライブウェイ、北太平洋シーサイドライン
この先は、なぎさのドライブウェイ、北太平洋シーサイドラインへ向かいます。
ここからさらにタチの悪いもの、それが濃霧。
楽しみにしていた太平洋シーサイドラインも霧と雨で何も見えず、ただの遠回りでした。。。
まぁ、走ったという事実だけは残ったかな。
雨、霧、シールドの曇りで、全然前が見えない状況で時間と闘いながら走るこの道はほとんど拷問でしたね。
途中霧多布岬の方に入り込んでて、セイコマで地元の人に、「ここどこですか?」って聞いたら、「あ~行き過ぎ、戻って橋の向こうで右に曲がって行きな」って教えてくれました。
別れ際、「兄ちゃんどっから来た?」って言うんで「広島です」って言ったら、「北海道の人は優しかろう?」って言ってどっか行っちゃいましたw
もう、この時点で結構薄暗くなって来てたんですが、トイレに行きたいのも我慢してよく走ったと思います。
落石を越えたあたりで、今日の宿の位置を確認するため、停まってスマホで現在位置とか確認してたんですけど、濡れた手、ヘルメットから落ちるしずくで思うように操作できず、かなりイライラさせてもらいました。
あと、停まった瞬間にエンジンに落ちた雨が水蒸気となって、ブワァ~~~って白煙のように上がったのは一瞬焦った
最東端の町根室、ライダーハウス「インディアンサマーカンパニー」
この日は根室の「インディアンサマーカンパニー」にお世話になりました。
ちなみに、この根室では北の領土問題を肌で感じることができます。
銭湯へはタクシーででも行って疲れを癒そうかと思ったのですが、完全にダウン。
根室ってさほど大きい街ではないのですが、結構近くに数件の銭湯があったと思います。
結局目の前のセイコマでまたしても日本酒買って帰りました。
ふと、日本の最東端まで来た以上、また走って帰らないといけない事実を目の当たりにして「なんで俺はこんなことしてるんだろう?」とまじめに悩んでいたのもこの夜のことでした。
くじけたな、この日だけは。
とても辛い一日でした。
この日の走行距離は311.2km、一番長く感じた1日でした。
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