明日は上がるかと毎日期待をしていましたが、この日も雨の音で目が覚めました。
あ~、またかと思いながら、この時点では納沙布岬を諦めようかとまで思ったほどです。
ところが、雨雲レーダーを見ていると、徐々に雲の切れ間が・・・。
5時、ついに上がりました。
ま、雨を追っかけていくのも何だし、根室から納沙布までは約25km、平均時速50kmで走ったとして30分開ければ雨には降られないと言う自分の中での計算だったので、出発は5時半。
相変わらず朝早くから目が覚めて、セイコマでなんか買ってこよう・・・と表に出るも
閉まってる^^;
24時間営業が当たりと思ってたコンビニが閉まってるとなると、することはもう一つ。
最東端への挑戦
最東端の駅を経由して、納沙布岬へ。
雨は降ってないものの、濃霧のためカッパは手放せず。
北海道の濃霧は私の住む広島では年に1回あるかないかの想像の付かないレベルです。
前は見えない、霧でシールドはどんどん曇る、雨ではないけど濡れていく合羽、知らない道で視界が利かない恐怖感、前日に給油できなかったガス欠への不安。
ま、無事に納沙布岬に着いて何よりです。
納沙布岬には鈴木食堂というライハがあるんですけど、間違いなく最東端のライハですよ。
再びライダーハウスで待機
さて、再度ライハに戻って、ガソリンスタンドが開く時間を待ちます。
道中感じたのはとにかく走ったという事実を作っただけだなぁというほぼ諦めの気持ち。
はっきり言って、そこにいても仕方ないから移動するというだけの行動。
むしろ雨の方がマシなレベルです。
往復で約1時間そこそこの間でしたけど、なかなかストレスのたまる道のりでした。
この時点ではブログをメールで更新しながら本当にいろんなことを考えてました。
前の日の雨のこと、その日のルートのこと、折れかけた自分の心、このツーリングのために見送ってくれた会社の仲間の顔。
多分、このことがこの日のルートの選択に影響を与えていたのかもと、今この記事を書いている瞬間に感じています。
開陽台への道
根室を出発してすぐに道端でカメラマンを見つけます。
その先にいたものは・・・鶴
思わず停めて写真を撮っていると、他の車は珍しくないのか、変わったものを見るような目で私を見て通り過ぎていきます。
その先厚床から国道243号へ。
別海付近のセブンイレブンで相変わらずの雨にふてくされていると、何件か仕事の電話が着信してます。。
ここまでシカトぶっこいてたんですが、どうもそうもいかない電話。
あくまで休暇であっても、休暇が終わればすべて降りかかるのは自分。
雨も降ってくる、責任も降ってくる・・・orz
ま、この後しばらく電話の行き違いでイライラします。
こうなるとすべてが嫌になって宿を目指そうとしましたが、このままでは明らかに到着が早すぎる。
仕方なく地図を見ていると、開陽台への道が・・・
きっと、どうだった?と聞いてくるであろう、見送ってくれた仲間達の顔を思い出しながら出発。
別海の先中標津から道道69号から150号を抜けます。
このあたりから変なテンションで助けられました。
そんな気持ちが少しだけ変わったのが、開陽台で出会った大分からのハーレーの人と出会ったこと。
「せっかく久しぶりに来たのに、北海道に着いた途端壊れて、部品の取り寄せに時間掛っちゃって・・・」
それでも楽しんでる印象を受けて、せっかく来たんだからいろんなところ走ってみようという気になった。
道東ツーリングへの意欲
そして野付半島、いくら丼、知床半島。
知床も回ったし、知床では山口から来たライダーとも出会った。
知床五胡も回った頃、雨も上がったことから、自分の心も晴れました。
人間腐ったらおしまいです。
ライダーハウス「クリオネキャンプ場」
ここからは斜里のクリオネキャンプ場を目指します。
クリオネのゲストハウスで温泉に入り、晩酌しながらのんびりしてたらだんだん体が冷えてきて、上着着て靴下はいて過ごしてました。
途中ストーブをつけにきた管理人さんからライハに行ってみたら?と勧められましたが最初のビールの一気飲みと焼酎で若干足にきてたのと、あまりの寒さもあって結局行かなかったんですけど、それなりにゆっくり出来ました。
今年からライハ、ゲストハウスとも500円づつ値上げになったそうだ。
きっと、人は誰かに影響されながら生きるんだと感じた一日だったかな。
後半戦1日目にして、いい意味で気分も好転出来た気がした。
この日の走行距離は333.7kmでした。
後半戦初日ではありましたが、自分にとって重要な1日であった事は間違いないです。
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