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名古屋から会津若松へ|XJR1200で駆け抜けた605kmと、さざえ堂への寄り道

AIで作成した会津若松の景色 東北ツーリング
東北ツーリング

前回は丸1日かけて名古屋まで帰るという記事。針テラスへ寄る予定だったのに行けなくなった。

実家を発ち、新潟を経由して会津若松へと向かう2日目の行程は、600kmを超えるロングライド。

前日の疲れもそこそこに、朝7時過ぎに愛車XJR1200を始動。

距離もさることながら、東海北陸道から北陸道、磐越道とつないでいくこのルートは、山間部を越えて日本海側を縦断するため、天候や気温の変化が想像以上に大きい。実際、早朝は体の芯から冷えるような寒さで、すぐにカッパを着込む判断をして正解だった。

走行中には、残雪の山々に見とれたり、10kmを越える飛騨トンネルを抜けたりと、景色の変化とスケール感に圧倒されつつも、ふとしたミスでルートを外れてしまう場面もあった。旅慣れているつもりでも、思い込みひとつであっという間に方向を誤る。幸い、すぐに気づいて特別転回で軌道修正。これは旅に付きものの“事件”として、あとで笑い話にできそうだ。

夕方前には会津若松に到着。今回の旅では、ここでどうしても立ち寄ってみたかった場所があった。それが「さざえ堂」。写真や雑誌でしか見たことのなかった螺旋構造の不思議な建物を、実際にその目で見ると、やはり何とも言えない感動があった。江戸時代の人間がどうやってこれを設計し、建てたのか――想像を超える発想と技術力に、しばし見入ってしまった。

AIで作成した会津若松の景色
AIによる会津若松の街並み(クリックでオリジナル画像)

チェックイン後、散策した町並みも魅力的だった。野口英世の出生地、歴史的建築物、白虎隊ゆかりの場所。静かながらも誇り高い空気をまとった会津若松の街は、ただの通過点にしてしまうにはもったいない場所だった。

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疲れ知らずの2日目、名古屋から会津若松へ

前日の疲れを感じることなく迎えたツーリング2日目。

この日は新潟を経由して会津若松へ向かう、長距離移動の一日となる。予定では朝8時に出発して17時ごろの到着見込み。しかし距離感に不安があったため、少し早めの7:20に出発した。

東海北陸道から北陸道へ、体感する春の寒さ。

朝は肌寒く、高速に入ってすぐにカッパを羽織る。これが大正解だった。

標高が上がるにつれ気温は下がり、ひるがの高原SAでは雪を頂いた山々が目に飛び込んできた。

さらに、10km超の飛騨トンネルをはじめとする長いトンネルをいくつも抜けて北陸道へ入る。

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北陸道で痛恨のミス、再び「特別転回」

しかしここで2度目のルートミスをやらかす。

米原からアクセスした場合、新潟は金沢方向にあるが(下図左)、東海北陸道からアクセスした場合金沢と新潟は反対方向になる(下図右)。

なので小矢部砺波JCTで富山方面に入らなければならなかったが、過去に米原から金沢にアクセスした経験が「新潟=金沢の先」と邪魔をして金沢方向へ。

ジャンクションを過ぎた瞬間に明らかに方向が違うことに気付き小矢部川SAで現在地を確認、人生2度目の「特別転回」を経験した。

なんとか修正し、北陸道から長い長い新潟県を突っ切る。

この時点で、すでに前日の走行距離を上回る。

前日越えの走行距離

磐越道に入ってからは1時間少々で会津若松へ到着できそうだった。

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念願のさざえ堂へ。想像を超える建築美

会津入りを急いだもう一つの理由が、さざえ堂を訪れること。

改めてナビをセットして向かう。

近くにバイクが止められる駐輪場や駐車場はないため、みやげ物屋の無料駐車場(実質有料)に止める。

らせん状の内部構造で知られる木造建築は、実際に足を運んでみるとその不思議な構造に思わず唸る。

さざえ堂の外観

「この時代に、誰がどうやってこんな構造を考えたのだろう」と、しばし歴史に思いを馳せる。

帰りには駐車場代がわりのみやげ物(消費できる日本酒)を買って帰る。

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会津若松の街並みと歴史にふれる

今夜はホテル大阪屋に泊まる。

会津若松にあるホテル大阪屋ではバイクは屋根の下に止められる

本来さざえ堂を拝観することでこの街のノルマは達成したつもりだったが、チェックイン後に周辺を散策。

その時初めてここが野口英世の生誕地であることを知り、さらに興味が湧いてくる。

野口英世の像

それ以外にも昭和2年に建てられたギリシャ建築のイオニア式のファサードを持つ旧郡山橋本銀行(現在は建設会社)や、大正3年築の白木屋漆器店。

内部は耐震改修が行われているのかもしれないけど、これを東日本大震災(当時震度5強と言われている)を耐えたと思うとこの凄さがわかる。

白虎隊の土方歳三が治療を受けたという清水屋旅館の跡地など、歴史ある町並みに引き込まれた。

ちなみに土方歳三最期の地とされるのは函館にある。

函館の土方歳三最期の地
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馬刺しとペペロンチーノ、そして日本酒で締めくくる夜

夕食はホテル近くの居酒屋で。

昼が遅かったため馬刺しをつまみにビールを飲む。

最後はなぜかペペロンチーノで締めるという不思議な組み合わせ。

ペペロンチーノ

ホテルに戻ってからは、途中で買った地酒をちびちびとやりながら、荷物の整理をしつつ静かにこの日の旅を振り返った。

晩酌用に買った会津の地酒

本日のまとめ
走行距離:605km
ガソリン:30.65L+7L(翌朝給油)
燃費:16.1km/L

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プロフィール
この記事を書いた人
taro

気付けば40代中盤に差し掛かり、25年を越えたバイクライフや趣味の楽器やDIYに関した記事を投稿しています。
保有資格:原付 普通自動車 普通二輪 大型二輪 1級建築士 第2種電気工事士 1級建築/土木施工管理技士 2級FP 宅建士

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