Winnyというソフトを知ってますか?
これを知ってる、実際に使ったことがあるのは40代以上とかじゃないんかな?
Winnyはパソコン同士をつなぎ、それぞれが持ってる画像や動画、音楽などを自由に交換できるソフトでした。
当時から著作権のことは言われてましたけど、実際に交換するものと言えば、やっぱり違法な動画や音楽などが主流だったようには思います。
私も実際に使ってみたくてソフトはもらったものの、ポート開放とかっていうことができなくて、結局使うことも出来ずに終わりました。
その著作権違反とかのことを考えると、それでよかったのではありますが…。
そんなソフトの社会的背景を描いたのがこちらのWinnyという映画。
今回はこの映画を見てみました。
Winnyは日本人が開発した画期的なソフト
サーバーを介さずパソコン同士が繋がる画期的なP2Pソフト
Winnyっていうのは冒頭にも紹介したようにファイルの交換ソフトでした。
本来は自分が作った著作物を広く知ってもらえるような使い方をしてほしかったんじゃないかな?
でもその実態は、テレビでも流れてるような音楽家のミュージックアルバム(mp3)やアダルトの動画(avi)、市販のソフトやマンガ(jpeg)など、まあいろんな著作物のファイルが自由に取引できるような環境になってました。
その結果著作権違反ということで逮捕者まで出てます。
そして開発者である金子氏も。
当初開発者は逮捕されないと言っていたが?
映画の中でも実際に出てくるんですが、このソフト開発の金子氏が逮捕されるはずはないと言われてました。
というのも、ナイフで人を刺したとして、刺した加害者は逮捕されるけどナイフの製造者は逮捕されるか?という話になると、使い方を間違えただけという話になります。
なるほど…
ホームセンターで買った包丁を殺人に使ったらホームセンターは殺人ほう助になるのか?というと、それは違いますもんね。
映画の中で裁判と並行してすすむ警察の裏金事件がWinnyで
映画では逮捕されて裁判が終わるまでの様子が描かれてますけど、並行して警察の裏金事件がところどころ出てきます。
巨大な警察という組織の中で裏金の存在を告発した仙波氏も実際に存在する人のようで、ウィキペディアにも出てきましたけど、実話としてこれら2つの関連がリンクするのかは不明。
でも映画の中では仙波氏の裏金の告発の証拠がWinnyによって公開され、これらの事件が動いていくというお話。
最終的には最高裁で無罪判決
映画の中では罰金150万円という話で終わるんですが、一番最後に実際の記者会見の映像が流れて「無罪」との判決が。
その後42歳の若さで亡くなりました。
映画Winnyのおすすめ度
映画winnyのおすすめ度は☆5つ
個人的なおすすめ度としては☆5つ。
あんまり邦画って好きじゃないんだけど、やはりWinny世代ってのもあってすごく興味深く見ました。
映画自体は2時間ほど、主演は女優「杏」と離婚した東出昌大。
俳優としてはいい感じで演じてくれたんじゃないかな?
それと裁判の傍聴席に出てくるのは阿曽山大噴火(という芸人)。
裁判が好きで、某お笑い番組でもこれら実際にあった裁判のことをネタにしていた芸人さんです。
気付いたのは1回目の裁判と最後の判決の場面。
途中にも出てるかもしれないから探してみてください。
映画Winnyの評判は?
Amazonプライムでの評価は☆5つが67%、4つが17%と、8割以上が満足してる評価です。
となると低い評価の人が気になる…
そう思って☆1つのレビューを見てみると、根本的に作品に対するレビューじゃなかったので、そういう人なのかなと。
ぜひ一度見てみてくださいね