私は会社から社用車として軽バンを貸与され、それで通勤してます。
前軽バンが新車から8年が過ぎ、走行も16万キロを超えたことから新しい軽バンに変えてもらいました。
とはいいつつ、仕事用の社用車という建前があるので、前軽バンはキーレスもなければプライバシーガラスでもない一番安価なグレード。
いつものディーラーさんに事前に聞いたところ、
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/05/b-man.png)
あ、今回もキーレスありませんよ。
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2018/06/7593ba4f3d6e6d32fce9ae3abecda47c.png)
マジかい・・・
車種はマツダのスクラム。
キーレスのついてないグレードというと、スクラムPAというグレード。
キーレスだけでなく、プライバシーガラスでもない、しかもオーディオは1DINでスピーカー内蔵のラジオのみ。
![スピーカー内蔵ラジオ](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/43028f4b8b0b5d72ee6ead1de3e19d63-300x225.jpg)
とにかく普通の貨物用の車。
仕事車と割り切ればこれでも十分なんだけど、私の場合には通勤にも使う。
片道35分から40分、1日1時間以上はその車で通勤し、前の車の時には「少しでも快適にしたい」と不満を覚えていたことから、今回はなるべくお金を掛けることなく快適なカスタムしていきたいと思います。
新型になって走行性はどうなった?
3速オートマから4速オートマで静粛性アップ
まず大きく変わったのは、以前のモデルでは3速オートマだったのが4速オートマに変更されています。
このおかげで高速道路はもちろん、60km/h程度の一般道の走行でもエンジンノイズを苦にすることなく走行が可能です。
ただし、ギア比自体は変わってないので、1速で40km/h付近、2速で60km/h付近がレブリミットとなり、登り道でエアコンなんかつけるとキックダウンを繰り返しエンジンがうなりながら走行することになります。
この辺はもう少しギアの繋がりを考えて作ってほしいです。
VVT搭載で燃費アップ
エンジンは以前のK6AからR06Aとなり、可変バルブエンジンが搭載されています。
一応メーカー的には「低速時には太いトルクが得られる」と書かれていますけど、これを意識することはないですし、カタログ上燃費は改善してるみたいです。
ですが真夏にエアコンをつけて走行してみたものの、満タン法での燃費はリッター11km。
前型では10km切れる事もあったので、まあ少しは改善してるのかな?という感じです。
納車された車はPAスペシャルで安全装備満載
納車されて気付いたんですけど、キーレスがついてました。
![スクラムPAスペシャルのキーレスエントリー](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/4fe9e9b56324847201739f225fce7767-300x225.jpg)
ディーラーさんに確認してみたら
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/05/b-man.png)
ごめんなさい、勘違いしてました。(笑)
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2018/06/1c6e68174d6aa9a588fe243da60e1eeb.png)
勘違いじゃねぇよ、スモークフィルム買っちまったじゃねぇか・・・
と腹の中で思いながらも車を見てみることに。
・・・ん?何だこのボタン??
![スクラムの安全装備](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1146-223x300.jpg)
安全装備として、前後誤発進防止装置や車線逸脱警報、衝突軽減システムやハイビームアシストなどがついていてなかなかの充実ぶり。
ただ車線逸脱警報は煩わしいのでセンサーを切ってます。
これだけの装備がついて、ベースグレードとなるPA(5AGS)とPAスペシャル(4AT)との価格差は10万円ほど。
個人的にはキーレスやプライバシーガラスだけでも価値がある・・・。
手動パワーウィンドウ(くるくるメカ)
窓は相変わらずの手動パワーウィンドウです。
![手動パワーウインドウ](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/dea363c272c88490f9da49562da29d11-300x225.jpg)
運転席はいいんですけど、助手席とか開けたいことってあるんですよね。
これをパワーウィンドウにしようと思うとPCクラスにする必要がありますが、安全装備が外れるのでPAスペシャルよりは価格は5万円ほど安くなります。でも設定は5速マニュアルミッション。
いや~、グレード設定難しいわ~。
この辺はOEM元のスズキの戦略かもしれませんね
スピーカーレス
冒頭にもお見せしましたけどオーディオもこんな感じです。
![スピーカー内蔵ラジオ](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/43028f4b8b0b5d72ee6ead1de3e19d63-300x225.jpg)
スピーカー内臓のラジオで、ドアにはスピーカーもついてません。
ドアの内張りをはぐってみたもののスピーカー線もなさそうなので、新たに引いてやる必要があります。
スクラムバンのカスタム計画
長くなりましたが、カスタム計画を。
- スモークフィルム貼り
- オーディオ取付
- ウインカーバルブのステルス化
- フロントドアのデッドニング
- ウーファー取付
- サテライトスピーカー取付
- その他 収納棚取付
オーディオの取り付け完了しました。≫ スクラムバン(DG17V)に社外のオーディオを取り付けてみた
この中ですでに終了したもののち、スモークフィルムと収納棚、ウインカーバルブのステルス化についてご紹介します。
プライバシーガラスの上にスモークフィルムの追い貼り
冒頭にちょっとご紹介したディーラー営業マンとのやり取りの中で、営業マンがグレードを間違ったという話が出てきたと思いますが、プライバシーガラスではないと思っていた私は納車前にカット済みのスモークフィルムを発注していたのです。
![カット済みのスモークフィルム](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/29825d2abe087fc64bfbe8c0cef90d42-300x206.jpg)
中身はこんな感じでカットされてます。
以前にもこちらのブログで紹介したことありますが、なかなか精度良くカットされているのでおすすめです。>カット済みスモークフィルムを貼ってみた
こちらが貼る前のプライバシーガラスの濃度。
![純正のプライバシーガラス](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/ecac346648aeefe736fc613364a2a406-300x225.jpg)
こちらが追い貼りしたとこ。
![プライバシーガラスにスモークフィルムを追い貼りしたところ](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/becc86410b6c3316d5610b39790c32e5-300x225.jpg)
プライバシーガラスじゃないことを見越して、わざと濃いスモークを買っていたこともありますが、外からはまず見えないし、そうかと言って昼間の運転には差し支えないレベルです。
ただし、一般的にはスモークフィルムを追い貼りするなら20%前後の薄めのもののほうがいいかもしれません。
収納棚の取り付け
後部座席のフルフラット化
こちらは純正の後部座席を運転席側から撮影した写真。
![フルフラット化する前の後部座席](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/3f2d4d4b496f741d0094482790508d95-300x225.jpg)
走行中、後部座席の荷物が落ちたりするのがかなり不満だったので、今回はこの足元をつぶしちゃいます。
こちらは製作途中を助手席側から撮影した写真
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/292c833b5cfad8873639bfb7bbe13bc1.jpg)
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/7925d7a76a5117724dba3fac5cd7658c.jpg)
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/e25ef5749f572ac8587ee1c3f44be303.jpg)
運転席と助手席の下にエンジンがある関係で、整備のときには運転席と助手席のシートを倒す必要がありますので、シートの上の板と隙間ふさぎの板は取り外せるように2分割してあります。
このおかげでフルフラット化した板の下は長物を入れたりと収納力アップしてます。
また2枚目の写真で、運転席の後ろを10cmほど隙間を開けていますけど、運転席を前回にリクライニングしたときにそのスペースの意味がわかります。
さらに・・・なーんだ、これ。(笑)
![プリントタイルでフルフラット化した板にプリントタイルを貼ってみる](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1172-300x225.jpg)
これは前に屋根裏の床材にも使ったものと同様のプリントタイル。
https://bikelife.work/yaneura-diy/
これをこのベニアに貼っていこうという無駄なこだわりです。
![プリントタイルを貼る](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1173.jpg)
![ダイソーののこぎり](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1175.jpg)
![のこぎりの刃で櫛目を付けながらボンドを延ばす](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1174.jpg)
![ボンドを延ばしたところ](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1176.jpg)
![フルフラット化した車内に木目の仕上材](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1177.jpg)
![プリントタイルでフルフラット化完成](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1178.jpg)
これも用途外使用ですけど、アイカのキッチンパネルなんかを貼るボンドを、櫛目をつけるべくダイソーで買ったのこぎりの刃の部分だけを使って延ばします。
あとは・・・貼るべし!
ところどころボンドがついてないとこあるけど、荷物置き程度なのでご愛敬( ̄▽ ̄;)
ただ誤算だったのが、ベニアの状態よりものが滑りやすくなりました。
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2018/06/7593ba4f3d6e6d32fce9ae3abecda47c.png)
積載荷重を増やしただけだった・・・
荷室の収納棚
以前の型にはなかったのですが、荷室には両側2ヶ所ずつビス取り付け用のナットがついてますので、こちらを利用して棚板を取り付けます。
ホームセンターで6mmのボルトを買い、下地を取付。
![6mmのボルトで下地を取り付ける](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1170-300x225.jpg)
そこへベニアを乗せます。
フレームなどを切り欠ぐ場合には、切りやすいもの(食品トレーを使いました)で形をとると楽ちんです。
![食品トレイでフレームの形をとる](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1166-300x225.jpg)
あとは板のたわみ防止と荷物の滑り止めを兼ねて前後に下地を取り付ければ完了。
![たわみ防止の下地を取り付ける](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1171-300x225.jpg)
多分走行時の車体の剛性アップにも一役買ってくれると思います。
ウインカーのステルス化は断念
次に考えたのが、ウインカーのステルス化。
こちらはフロントとリアのウインカーですが、バルブ(電球)がオレンジなので、これを目立たなくしようというのがこのステルス化。
![フロントウインカーのステルス化](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1159.jpg)
![リアウインカーのステルス化](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1160.jpg)
これはバルブを取り外して、シルバーのタッチペンなどで塗っちゃうのが安くステルス化する方法のひとつ。
当時ステルス化されたバルブなんか売ってなかったころに思いついてやったのが始まりですけど、私たち世代の人は結構知ってるかもしれません。
ただ、バンパーを外さないとバルブが交換できないみたいで、さすがにめんどくさくて断念。
よっぽど暇になったらやります。
いらないステッカーは剥がしちゃえ
あとはこれ。
![リアウインドウのシール](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1127-300x225.jpg)
低燃費基準を満たしたというこの手のシールとか、この車には貼ってないけど車庫証明のシールとか、不要なシールを剥がしちゃえ。
![リアウインドウのシールを剥がす](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/09/DSC_1129-300x225.jpg)
その気になれば新品のカッターの刃を横づかいにして刃で削れば簡単に剥げます。
あとはパーツクリーナーででもさっと拭いておけばOK。
カスタムは続くよ、もう少し
さすがに社用車だし、お金も掛かるのでホイールだ、ローダウンだなんてことはしませんけど、この社用車のカスタム記事、今後もう少し続けさせてもらいたいと思います。
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