北海道や東北のような寒冷地での長期ツーリングでは、日帰りツーリングとは異なり、気候や装備の影響が非常に大きくなります。コンビニや現地調達が頼りにならない場面も多く、必要なものを事前に準備しておくことが何より重要です。
また実際問題として、現地調達になりますと余計な出費にもなりますし、予定のルートを外れたりと時間のロスにもつながります。
ここでは、私が実際に北海道・東北を走った経験から「これは持って行ってよかった」と感じたアイテムを厳選して紹介します。
Googleマップを入れた格安タブレット|オフラインでも最強ナビ
今回の旅で最も活躍したアイテムがこの安いタブレット。
Googleマップのオフライン地図をあらかじめダウンロードしておけば、Wi-Fi専用機でもナビとして問題なく使えます。
- 経路案内
- ルートの再検索(リルート)
- 経路上のコンビニ・ガソリンスタンド検索
これらをスマホのバッテリーを温存しつつ実行できるので、非常に重宝しました。
B+COM(ビーコム)|音声ナビで集中力をキープ

今回のツーリングをきっかけに購入したB+COM。
最初使い始めた時にはあまり必要性を感じなかったんだけど、「ナビの音声案内が聞こえる」だけでも想像以上に便利でした。
スマホ画面をいちいち確認する必要がなくなり、道に集中できるのは非常に大きな利点です。
正直、これがあると「紙の地図にはもう戻れない」と感じました。
ツーリングマップル+アプリ版「Route」

かつてのバイブルだったツーリングマップルは、タブレットに押されてあまり開くことがありませんでした。
しかし、その代わりになったのがスマホアプリ版「Route」。
ダウンロード地図でページをめくる必要もなく、GPSログも取れるのが利点です。

防寒にも使えるカッパは必須
今回の旅では、雨が降らなくても**磐梯山での気温8℃**など寒さへの備えが必要な場面が多々ありました。
バイク用のしっかりしたカッパは、
- 防水・防風性能が高い
- 縫い目から浸水しにくい
- メッシュジャケットの上から着ても暖かい
など、防寒具としても非常に有効です。
ブーツカバー|濡れ対策と機能性の両立
今回購入したブーツカバーはこちらの商品。

ふくらはぎでマジックテープ固定するタイプのブーツカバーは、靴を脱ぎ履きする必要がなく、シフト操作部も補強済み。
止水テープ付きで浸水にも強く、サイズがギリギリだったのが唯一の難点でした。


オーバーグローブ
オーバーグローブ|雨天の手の冷え対策に
そして北海道で想像以上に助かった経験から購入したのは雨天時用のオーバーグローブ。
メッシュグローブの上から装着するオーバーグローブは、防寒・防水ともに優秀。

ただし装着がやや面倒なのが難点。以下の方法で快適性が改善されました
- グローブを装着
- その上からオーバーグローブを装着
- 片手ずつグローブごと脱着する
メッシュグローブの上にはめるだけで防寒に関しては問題なく走れます。
バッグカバー
バイク専用のツーリングバッグなんかを使ってる人には関係のない話なんだろうけど、今回は息子が高校時代に使っていたリュックを使用。そのため雨天用にリュック用のカバーを購入。
バッグカバー・チェーンルブ・鹿笛など細かい装備も有効
鹿笛:東北の鹿の飛び出しに備えて導入。目立たないオイルクーラーに取り付けました。

バッグカバー:息子の高校時代のリュック使用のため、雨天対策に導入。

リュックに掛けて、背中側はベルトで縦横に止められるので、高速道路を移動するようなときでも安心。
チェーンルブ(70ml):雨が多くなくても、高速走行での潤滑維持に有効。小型でシート下に収納可能。

ただし割高感は否めないです。
スロットルアシスト:長距離走行時の右手の負担を軽減。


積める装備には限りがある、だからこそ厳選を
バイク旅では積載量に限りがあるため、装備選びが非常に重要です。
現地調達が難しいアイテムは、あらかじめ用意しておくことで余計な出費や時間ロスも防げます。
長距離ツーリングを控えている方は、ぜひ今回紹介したアイテムを参考に、自分なりの装備を整えてみてください。