立ちゴケや ああ立ちゴケや 立ちゴケや
バイクライフに、あの立ちゴケという瞬間ほど情けなく、辛く、そして悲しいものはありません。
私の立ちゴケデビューは93年、京都ツーリングの時のSAでしたけど、恐らく誰しも一度くらいは経験したことがあるじゃないかと思います。≫ 始めてのロングツーリング
まあ、仕方ないんです。
自分より体重(車重)が重く、重心の低いものが倒れ始めたら、よほどの人でない限り持ちこたえることは不可能です。
さて、そんな立ちゴケをしてしまった時の対処法と、決定的な方法ではないかもしれませんけど、私が立ちゴケをしないように気を付けていることをお伝えしたいと思います。
立ちゴケをした時の対処法
エンジンを切る
焦る気持ちもわかりますけど、まず落ち着きましょう。
その上でまずはキルスイッチや鍵でエンジンを止めましょう。
バイクを引き起こす際に誤ってアクセルを吹かさない予防でもあります。
バイクを起こして安全なところに移動する
交差点や信号待ちなどの一般道で立ちゴケた場合、まずは他の車両に迷惑が掛らないように周囲の確認をすることも必要になるかもしれません。
なのでバイクを起こすのと同時に、まずはバイクを安全なところに移動させます。
また状況次第では、関節などケガをしている可能性がありますし、 キャブ車であればガソリンが漏れてすぐにエンジンが掛ることはありません。
なので、現状を確認する上で、安全なところにバイクを移動させます。
破損箇所や負傷したところがないか確認する
以前私が立ちゴケした時は、ブレーキレバーがぐにゃりとJ型に曲がってしまいました。
ですが、幸いそれだけで済んだので、ツーリングを続行することが出来ました。
破損部品などがすぐに手元にない場合には、レッカー移動というケースも考えられます。
免許を取ってしばらくはずっとライドクラブのようなロードサービスに加入しておくのも一つの方法かもしれません。
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立ちゴケをしないバイクの乗り方
外装慣らしなんて言われる立ちゴケですけど、やはり愛車を傷つけるのは忍びない思いがあります。
実は今のXJR1200を始めて乗って帰った日、アパートの駐輪場で立ちゴケしそうになりました。
その時は何とか持ちこたえたのですけど、その際に気になったことを意識することで、それ以来立ちゴケというものを経験したこともなく、危うい思いをしたこともありません。
バイクと体格差などの条件もあり、決定的な方法ではないかもしれませんが、一つの参考にしていただければと思います。
フロントブレーキを使って停車しない
フロントブレーキは減速時には非常に大きな制動力を生みますが、こと停車の直前にはそこまでの制動力は必要ないでしょう。
むしろ、停車直前のスピードでは制動力が強すぎ、フロントブレーキを使うことでハンドルが切れ込むと倒れる原因になります。
なのでフロントブレーキを使う時には優しく握りすぎないように気をつけ、極力リアブレーキを使用して停車するように心掛けています。
なるべくハンドルはまっすぐの状態で止まる
路上を走っていると、必ずしもハンドルがまっすぐの状態で止まれるケースばかりではないと思いますが、なるべくまっすぐの状態で止まることを心がけます。
例えば高速道路のSAの二輪車スペースにバイクを止めようとした場合には、ハンドルを左に切って進入すると思います。
そういった時にフロントブレーキを使うと、一気に左に倒れようとすることもありますので、前述したフロントブレーキを使わないという方法もあわせて意識していただきたいと思います。
立ちゴケした時の対処法としない方法のまとめ
立ちゴケした時には、まずバイクと自分の身の安全の確保をしましょう。
そして何より立ちゴケしない方法として、私からはフロントブレーキを使わない、バイクはまっすぐの状態で停車させるといった方法をお伝えしたいと思います。
バイクライフに1度や2度は立ちゴケというものが付いて回るようなものですけど、ちょっとしたコツを試してみることで、防ぐことができるかもしれませんのでお試しください。