もう20年以上SHOEIのシステムヘルメットを使用しています。
メガネを掛けているライダーさんはヘルメットをかぶる際、一度メガネを外してからヘルメットをかぶるはずなんですけど、システムヘルメットでしたらその必要もないんです。
長きにわたって愛用しているシステムヘルメットの魅力についてご紹介したいと思います。
システムヘルメットのメリット
メガネを掛けたままヘルメットをかぶれる
冒頭でも触れました通り、ヘルメットを被る際にメガネを外すことなく被ることが出来ます。
被った後にヘルメットを被ろうとすると、メガネのツルが耳に掛りにくかったり、変な形状になって違和感が残ったりして、前々から気になってたんです。
あと、大抵メガネをシートなどの上に一旦預けてからヘルメットを被るんじゃないかと思うんですけど、以前メガネを落としてしまったんですよ。
それ以来、メガネを外すのが億劫になったんですけど、システムヘルメットの場合にはメガネを掛けたままでヘルメットの脱着が出来るので重宝します。
髪型が崩れにくい
ヘルメットを被る時、前髪ってどうしてます?
多くの方は前髪を上に上げておでこを出した形で被ろうとするんじゃないかと思います。
前髪がヘルメットの前からちょろちょろすると目に入って痛かったり、かゆかったりしますよね。
もちろんシステムヘルメットだと斜め上を向いて、ヘルメットの後部から前髪を上げつつ被ることが出来ます。
なので髪型も極端に崩れるようなこともなくなったように思いますね。
ヘルメットをかぶったままコンビニに入店できる
メガネを掛けた人なら余計に経験あると思うんですけど、いちいちヘルメットを脱ぐのってめんどくさいですよね。
基本的に店内でヘルメットを脱ぐのはマナーとしても、最近はごみ箱などを店内に設置するところも増えています。
コンビニで買ったジュースの缶をちょっと捨てたくても、わざわざヘルメットを脱ぐのが億劫な場合もあると思います。
そういった時、システムヘルメットでしたら顔を出せるのでそのまま入店してごみを捨てるといったことが可能です。
道を聞きやすい
フルフェイスの人にいきなり声かけられたら怖くないですか?
ツーリング中、道に迷って通行人に道を聞こうと思っても、突然フルフェイスかぶったバイクが横に止まったらひったくりかと思われても仕方ないとおもいます。
そんな時相手の顔が見られるシステムヘルメットだと安心ですよね。
ヘルメットをかぶったまま水分補給できる
ヘルメットをかぶったけどもう一口水分を補給したかったとか、愛煙家の人だったらもう1本吸いたかったという事もあるでしょう。
ツーリング中にはそんな事いっぱいあると思います。
そんな時にこそ重宝するんです。
ジェットヘルより安全
転倒時、一番最初に地面に触れた瞬間が速度が一番高いのは想像つくと思います。
徐々に摩擦抵抗で速度が落ちていくわけですが、あご部分のチンガードがある為に一番最初の衝撃を受け止めてくれます。
ただ、このシステムヘルメットはジェットヘルと同様の規格になると読んだことがあるので、どの程度の衝撃にどれだけ耐えてくれるかというのは未知数ですが、よりケガを小さくしてくれるという面では大きなメリット。
写真を撮る際にヘルメットを脱ぐ必要がない
最近のスマホをはじめとしてデジカメはファインダーをのぞきこむ必要はないので実感しないかもしれませんけど、私の使ってるD3000はファインダーをのぞきこむタイプの古いカメラです。
一眼レフの場合、シールドを上げただけではファインダーをのぞくことが出来ないのですが、システムヘルメットであればヘルメットをかぶったまま撮影することが出来ます。
システムヘルメットのデメリット
価格が高い
システムヘルメットはその複雑な構造、部品点数も増えるため値段が高いです。
一般的なフルフェイスの1.5倍から2倍近い価格設定です。
なので経済的な負担は少々大きいですね。
内装は交換パーツもありますから、汗や整髪料などで気になれば内装を交換することもできます。≫SHOEIのヘルメットの内装を交換するか丸ごと買い替えか
重たい
構造が複雑なため、どうしてもフルフェイスに比べると重たいです。
ただでさえ重たいと言われる頭を支える首、またそれらを支える肩や背中には結構負担です。
≫ バイク乗りならでは?ヘルメットの重さに耐えられるように首のトレーニング
長時間、しかも極寒の冬場に乗ろうものなら、首から肩、背中にかけてガチガチになります。
これが私が冬場に乗らない理由の一つです。
カーボン製はめちゃめちゃ軽い
カーボンで出来た軽量のものを以前使ってる人がいましたけど、重量は雲泥の差です。
ただ、お値段も雲泥の差です。
ふところに余裕のある方は参考程度でも検討してみてください。
チンガードを開けたままの状態で走行は出来ない
シールドを開けた状態で走行することはできますが、チンガードを開放した状態で走行することはできません。
物理的には出来るんですけど、安全が確保できないのでやめましょう。
何度か閉め忘れて発進したことはあるのですが、チンガードの部分が走行風を受けて頭を持って行かれそうになります。
まとめ
ジェットヘルとフルフェイスの間のいいところを取った便利で快適なヘルメットなんですけど、価格や、重量などのデメリットもあります。
ただ、最近はOGKのヘルメットで安価できちんと基準を通した製品もありますし、ツーリングをメインとしている人にはとても便利で重宝するアイテムだと思いますので、次回ヘルメットの購入を検討する時にはぜひ候補に挙げていただきたいと思います。
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