広島県北部にある街、三次にある霧の海展望台へ行ってきました。
よく雲海と表現されるんですけど、厳密には雲ではなく霧の海ですね。
片道2時間は必要なことや諸事情を勘案して自宅を明け方3時半ごろ出て、夜中のロングドライブ。
昔から夜中のドライブってあの車内の独立感と、コンビニの明かりで感じる安堵感が好きです。
途中、道を濃い霧が覆いだし期待が増したのですが、夜間の運転中の霧は煩わしいものです。
三次で霧の海からの日の出を見てきた
霧の海展望台までのアクセス
三次の駅前から西へ20分程度もあれば到着します。
場所は比較的わかりやすいですから、地図を確認していけば標識もありますし、迷うことはないかと思います。
ただ霧が出ていて標識を見落としてしまう可能性にだけは注意が必要です。
霧の海を見る条件
三次の霧は私が広島に来た頃から有名でしたが、三次の観光サイトによるとこんな条件だそう。
霧の海が見られるのは、9月~3月にかけての早朝。とくに9月下旬~11月にかけては日中の湿度が高く、より発生率が高くなると言われています。(中略)朝夕の寒暖差が激しく、川によって山から運ばれる冷気が霧を発生させる要因になっています。条件はいくつかあり、川の水面温度が気温よりも高いこと、冷たい空気が水面に流れ込むこと、水面から出る蒸気がとどまりやすい無風状態であることなどが挙げられます。川霧以外にも、放射霧や雨上がりの蒸気から生まれる雲海もあります。
三次市観光推進機構公式ウェブサイト
特に冷え込んだ初冬なんていうのは、よっぽど興味がないと見に行くのは億劫ですけど、たまたま三次の職人さんと話をする機会に恵まれて聞いてみると「天気が良ければ多分出る」とのことですので、天気になる日を見計らって行ってみてはどうでしょうか。
霧の海を見るには時期的なもの、天候的なものを含め、時間の調整も必要です。
幻想的な霧の海の撮影
さて、目的地に着いたのは明け方の5時半ごろ。
5時半ごろに展望台まで上がると、すでに前列の方はカメラの三脚が立ててありました。
日の出の直後こそ、霧の海という感じでしたが、ご覧のような一面の真っ白の霧の海です。
これで太陽が昇ってくるタイミングを待ってたんですけど、その後すぐに霧がず~っと上がってきて、今後はカメラを構える私たちまですっぽり霧に覆われました。
なかなか霧も晴れず、周りの人もどうしようか思案してようですが、自分はある程度の確信をもって霧が晴れるのを待っていました。
この時点で何人かはカメラを片付けて帰宅してました。
霧の海展望台でラプスタイムで動画撮影
こちらは以前撮影したタイムラプス動画。
霧が生き物のように姿を変えながら景色を覆い隠していく様は、普段なかなか体験できないのでいい経験が出来ました。
そしてこれが今回撮影したタイムラプス。
霧の海展望台の日の出
こういった季節やタイミング、天気などが揃う状況は滅多にないチャンスなんで、霧に覆われながらも粘ってみました。
ネットでいろんなブログを見てると、必ずしもこういう景色が見えるわけではないようなので、初めて行った割りにこの景色を見られたのは運がよかったと思います。
このあとは周りの木々や景色を撮りながら徘徊してたのですが、霧の水蒸気の中を光が進む様はなかなか普段撮る機会がないと思うので、撮り甲斐があったと思います。
最後に撮った写真がこちら。
霧の海の撮影を終えて
上の写真を撮る頃には三脚を立てたカメラ愛好家達はほとんど姿を消してしまってましたが、私自身はじめて見る光景も多くなかなかいい経験が出来ました。
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