夕方は、まだ明るいと思ってても、5分もすればあっという間に暗くなります。
さて最近、無灯火の車やライトをつけるのが遅い車が多いと思いませんか。
まだライトつけなくても十分見えるよねって自分でも運転してて思います。
ところが、自分は見えてても相手からはあまり認識されてないんですよね。
私が実際にヒヤリハットした事例をいくつか紹介します。
無灯火の車両と危うく事故
ライトをつけた車の前を走る無灯火の車
左折事案

下から私が左折しようとしています。
右から直進車が来ますが、白矢印の時点では十分左折できる距離でした。
左折して出ようとしたところ、私が認識した直進車の前に無灯火の車が走ってたんです。
たまたま街灯だったかで動くものが見えたため、間一髪ブレーキを踏めましたけど、かなり危ないタイミングでした。
右折事案

こちらも同様です。
右折しようとしたところ、その前に無灯火の車がいたために危うく接触しそうになりました。
蒸発現象
これらに共通するのは後ろの車を走る車両のライトによる蒸発現象もありますが、それ以上に人は知らず知らずのうちにライトをつけた車両に注意が向かいます。
その直前に無灯火の車両がいることでつい注意が向かないんですよ。
車線変更をしようとしたとこと無灯火の車

左へ向いて進んでいます。
この先で左折するために、左へ車線を変更しようと思います。
ところがサイドミラーにはライトをつけた車しか映らないんですけど、なんとその前に無灯火の車がいたんです。
車線変更直前の目視確認によってかろうじて確認できました。
でも、こんなん見えませんって。
ドライバーは早めの点灯もっと意識するべき
春や秋ごろは5時頃には暗くなります。
5時というと小学生や中学生の下校時間にも重なります。
中学生は特に黒い学生服を着てたりしますから、ドライバーからも見えにくいからこそ、自分が早めにライトをつけて車が来ていることをアピールする必要があります。
例えば先にあげたような右折、左折事案のようなとき、判断能力の乏しい小学生や老人だったらどうだったでしょうか?
子どもが飛び出してきた原因は無灯火の車にあります。
多分無灯火で運転していたドライバーを許せないと思います。
自分たちドライバーはそれなりに経験を積みながら、事故を回避できる可能性は高いです。
でも、免許を持たない子供や、判断力の衰えた老人などには同じことをお要求するのは難しいです。
無灯火運転防止はハイビーム推進以前の問題
事故の統計を取って「ハイビームで走りましょう」なんて警視庁だかが言ってたけど、こっちの対策の方が先だろ?って思います。
夕方はパトカーでの巡回を推進して、もっと早めにライトをつけるように広報してほしいです。
JAFによるヘッドライト点灯状況調査
困ったときのJAF頼みでご存知のJAFがsafety Lightというサイトを立ち上げています。
そこでヘッドライト点灯状況調査を全国で行った結果を発表しています。
日の入り10分経ってもヘッドライトを点灯しているのが4台に3台、1割近くは無灯火という見方が出来ます。
また、スモールランプはつけてるけど、ヘッドライトをつけていないのが2割くらいいる感じでしょうか。
先ほどの例のように、ヘッドライトがついている車に意識が行きがちになります。
自分が見えているからという判断はせず、ほかの車がつけだしたら自分もつけるように心がけたいものです。
雨の日の無灯火はさらに見えない。早めのライト点灯で事故防止
最近の車はデザイン性を高めるためにメーター周りが常時点灯している車種が増えました。
たまにそういう車を運転する機会があるんですけど、あれに乗るとライトを点けてなくても点けた気になってライトを点け遅れる心理はよくわかります。
ドライバーとしては、自分が見えているから・・・という気も働くんだろうけど、バイクと同じで相手から見られることも凄く大事。
だからこそ意識的に早めの点灯を心がけましょう。
2020年4月から夜間自動点灯義務化 ※追記
すでにドイツ車などでは自動点灯が義務化されていますけど、日本の車は遅いですね。
オートライトというものは昭和の時代からあったにも関わらず、客ウケするようにメーター周りのデザイン性を重視して、歩行者等への安全性を後回しにしたとしか思えません。
子供たちにも、「ライトをつけずに走ってる車が多いから気をつけるように」とは言い聞かせているものの、心配です。
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