「高速道路降りた時にまわりの車が遅く感じる状態」とか「高速で追い越しを掛けたけど走行車線に戻ろうとしたら遅くて戻れなくなった」って、いうのは幅広い層で経験があるっていう人は多いと思います。
スピードを出すことによって楽しいと感じるのは人間の本能という研究結果もあるのだとか。
スピード狂っていう言葉があるけど、そう考えるとスピードって中毒性高いのかもしれないですね。
特に若いころなら誰しもスピードに大なり小なり興味を持つ事があるだろうし、特にバイクの場合スピードは魅力の一つだから仕方がないことのようにも思います。
「あるのか?その速度域は・・・」
「見てみたいだろ、スピードの向こう側を・・・」
某バイク漫画の有名なセリフ。
でもバイクにとってそのスピードの先に待つものは、マンガのような次元の話ではなく、最悪死への片道キップ。
バイクにとって加速は得意だけど減速は苦手

スピードって慣れちゃって、ちょっとスピード緩めると急激に遅く感じる事って誰でもあるはずです。
よくあってはいけないけど、まあよくあることです。
なのでついスピードを出しすぎてしまう気持ちもわかる…。
でもバイクにとって加速することはとても得意だけど、急制動に近い減速っていうのは車体も不安定になってとても危険。
特に急制動に近い減速っていうのはパニックブレーキになりがちなので、そんなに個人のライディングテクニックが上手とか下手っていうのは影響しない。
多くのライダーが好むワインディングロードなんかでは、段差や砂、コケなどといった路面の障害だけでなく、動物の飛び出しだってあるかもしれない。
ブラインドコーナー抜けた途端に事故や工事で車が止まってるかもしれない。
そんなときに冷静にブレーキを掛ける自信はあります?
ライディングテクニックでいちばん大事なのはスピードのコントロール
若い頃は「バイクをどんなに寝かしたか」とか「どこそこの峠を何分で走ったとか」っていうことでライディングテクニックを求める気持ちはわかります。
でもこの歳になって思うのは、バイクを動かすテクニックよりスピードのコントロールのほうが大事だったなぁと。
もちろんそれはスピードを出したいという本能をおさえることにもつながるので面白くはないかもしれないです。
でもバイクはちょっと強い横風や小石一つで転倒の恐れもあり、死にもつながることからもスピードは控えめにするべきです。
人間は年々体の機能も衰えていきます。
楽しくバイクライフを過ごしましょうね^^
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