4月になって新しく免許を取った人も、若葉マークが取れた人も、ベテランの人もいつもついて回るのが事故。
私が一番最初に乗ってたXJR400の事故写真(の写真)です。
写真に入った日付を見ると94年の6月25日になってるから、なんと30年も前の話。
これがバイク事故の成れの果て
これって何時だったのかな~
後ろに写っているのは学生時代の友人達ですが、救急車で運ばれて処置した後事故現場に戻ったんで、結構時間的には遅かったと思います。
フロントホイールのスポークはすべて折れて、2枚のブレーキディスクで立ってる状態。
当然フロントフォークもねじれてるし、左側のポイントカバーは吹き飛んで、エンジンの一部も割れて飛んでます。
テールカウル部分のフレームも曲がって、テールが跳ね上がったXJR400の印象はありません。
これでも奇跡的にタンクは無傷でしたが、バイク屋さんに引き取ってもらう時聞いたら、買ったほうが安いと思うよって言われて廃車を覚悟しました。
事故の原因と対策
原因は視界の悪い夜間にスピードを出しすぎた
原因は
確かあの日は思っていたより帰るのが遅くなったから、事故前から少し飛ばしてたとは思います。
それに追加して、あまり土地勘のない場所で視界が悪かったために余計に見慣れない景色で、道を間違ってないか心配してました。
集落に入りかけた時、道路に設置された標識に気を取られ、その直後にあったコーナーで砂に乗って飛びました。
諸条件からしてもう少しスピードを落としておくべきだった
これを言ってしまうと身も蓋もないんですが、根本的に夜間のバイク走行では、自分が思っているよりスピードを緩めるべきです。
ただでさえ夜間は路面状況や周りの景色といった目に入ってくる情報量が少ないので、日中に比べて危険度が増します。
車に比べて小さいオートバイは車からは視認性が非常に悪いものですし、最近では鹿などの野生動物の飛び出しなんかもあるので。
そして土地勘のない場所というのは、思いもよらないところに地域の人の生活道路があるかもわからないので、思いがけないところから人や車が飛び出してくる可能性もあります。
この道があっているのか間違っているのかといった迷いがあると、注意力も散漫になります。
バイクの事故は一発アウトの可能性も大きい
事故の直前の景色って、30年たった今でもまだ脳裏に浮かびますし、飛んだ感覚とか、斜面を落ちる感覚も何となく覚えてる感じ。
その後はあんまり覚えてないんですが、後続の車が救急車を呼んでくれて、記憶がもだったのは救急車の中での景色。
交差点のたびに安全確認のためにブレーキを掛けられた減速Gが体に負担を感じた覚えがあります。
幸い体は打撲程度で奇跡的にもほぼ無傷でしたので今もオートバイに乗っていられるわけですが、中には1回の事故で亡くなるライダーもいます。
バイクにとってスピードを出すことはとても得意ですけど、急激にスピードを落とすことは地面との設置面積も小さく不利ですし、挙動も不安定になります。
40代、50代のリターンライダーさんも増えてると聞きます。
どうかスピードを緩めて安全運転でバイクライフを楽しみましょう。