さて、誰のためのものでしょう?
最近は結構任意保険に加入せずにバイクや車に乗ってる不届きものも多いらしいです。
毎日これだけの車やバイクが走っていながら、年々死亡事故は減少してるんですから、まあ自分に限って・・・という発想になる気持ちになるのも理解は出来なくもありません。
でも、そんな人に限って事故をしてしまうと言うのも世の常でもあります。
この記事の中では、実際に無保険で事故をして加害者になってしまった元従業員と、車にはねられ、高次脳機能障害者となってしまった私の息子の経験談をふまえて書いてみたいと思います。
ケガをさせた被害者のため
生命保険や医療保険と明らかに違うのは、自動車保険はケガをさせた被害者に支払われる保険です。
確かに生命保険や医療保険というものは、入らなければ自分が困るだけですが、車の任意保険で保障されるのは第一に被害者のためなのです。
被害者の経験談
以前、このブログにも書いていましたが(現在は削除してます)私の息子は小学校5年生の頃、自転車に乗っていて車にはねられました。
現在も高次脳機能障害のためリハビリに通っていますが、対人関係などが難しく将来的な就職や収入の確保などと言った目処が立っていないのが実情です。
救急車到着時には意識はなく、2週間の集中治療室(ICU)高度治療室(HCU)を経て、4カ月に渡る入院生活を送りました。
次の面会時間には会えないかもしれないという恐怖。
私達家族が流した涙や冷や汗、頭の片隅をよぎる不安。
意識が戻る前、名前を呼びかけて握り返した手、反対の動かない手。
私たち夫婦がどんな思いで病院のICUに通ったのか、病院に寝泊りしたのか、回復を喜んだのか。
ご想像いただけますでしょうか。
もっと大変なのは怪我をした本人やその家族なのです。
骨を折ったり、切ったり縫ったりする程度の傷と違い、頭を打って高次脳機能障害だとか内臓疾患、生活に支障のあるケガになると一生涯の保障が必要になります。
働けなくなったり、収入が減ったりしたら被害者も困ってしまいます。
任意保険は加害者になってしまった時の自分のため
任意保険は、加害者になってしまった自分のためにもなります。
誰かにケガをさせたときには、当然医療費だとか慰謝料の支払いが発生します。
相手の生活費だとか保障するには当然被害者にも限界があります。
実は身の回りに無保険で事故したやつがいたんです。それがうちの会社の元従業員だったのです。
しかも私が警告までしたのにそのまま入ってなかったんです。
幸い相手のケガは擦り傷程度で一般的には大したことなさそうだったんですけど、被害者としては
車社会のマナーというか常識的行動を取っていないので頭にきますよね。
最初はバイクの修理やケガの治療費などを保証することで示談の方向だったのですが、彼が無保険であることを知って状況が変わりました。
https://bikelife.work/traffic-accident-noinsurance/
そう、元従業員が任意保険に入ってなかった事をしった被害者が手のひらを返したのです。
https://bikelife.work/traffic-accident-noinsurance/
車社会において任意保険の加入はマナー
息子が病院に運ばれ、私が状況を聞かされた時に「相手の人は保険に入ってたのでよかったですね」と看護士さんにいわれましたよ。
この事情は後から「近年は任意保険に加入してないドライバーも多い」という事を聞かされました。
交通事故は第三者傷害となり健康保険も使えず高額な治療費におびえ、いつまで続くかわからない入院・通院生活、生活費切り詰めながら生活してたら周りの家族まで病気になってしまいます。
うちも、もしも相手が無保険だったらと思うと家族の治療に専念なんて出来なかったかもしれません。
私も相手が無保険だったら手のひら返してたと思いますよ。
まとめ
バイクはどちらかというと被害者になるケースが多いですけど、転んだバイクが歩道に突っ込む・・・なんてこともあるかもしれません。
車はもちろん、二輪車もきちんと加入しておきましょうね。
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