このブログでもエコカラットのDIYなどは多く取り扱ってきましたが、今回はエコカラットの端材を使った調湿材の作成方法をご紹介します。
ショールームで、「食器棚の中へでも入れてください」とエコカラットの端材をガーゼでくるんだ粗品をもらった時から、何かしらの調湿材への利用は考えていましたけど、今回まあまあのものが出来ました。
現在のところは試作的なものですが、いずれはもう少し良いものに仕上がればいいなぁと思っています。
エコカラットの端材を使った調湿材の作り方
靴箱のような見えないところに入れるのであれば、端材のままでもいいのですけど、それでは使えるところが限定されてしまうので、見た目に良く、調湿という機能を持たせたものを作ります。
エコカラットの端材を砕く
まずエコカラットの端材を砕いていきます。
金づちで簡単に砕けます。
大きさは5㎜程度の大きさを目標に砕きました。
エコカラットを不織布に包む
エコカラットは直に布の袋に入れてしまうと粉が出るので、ここがずっと課題になってましたけど、ふと100均でお茶や出汁を取るときに使う袋を思い出して利用しました。
布の袋に入れる
思い付きにも関わらず、妻が夜なべして作ってくれました。
用途を伝えず、イメージと大きさしか伝えてなかったのですけど、私のイメージから大きく逸脱せずに作ってくれたと思います。
いとも簡単に見た目も悪くない調湿材が出来ました。
エコカラットを使った調湿材の課題
ところが、こんなに簡単に話は終わりませんでした。
エコカラットの粉が出る
エコカラットは超多孔質なものですから、すり合わされることで次第に削れていきます。
削れると当然に粉が出るわけで、それを回避するために今回の試作品では出汁をとる不織布を利用しました。
ところが、こんな100円の商品では完全に包み込むことはできず、粉が放出されてしまいます。
ブロアで粉を飛ばす
そこで一計を案じたのが、砕いた後にブロアで粉を飛ばすという方法でした。
結構いい感じで飛ばせたと思ったのですが、やはり解決はしませんでした。
ふるいにかける
小さな粉と大きなエコカラットを分ければいいわけなので、ざるでふるいに掛ければ、小さな粉は下に落ち、エコカラットだけが残ると考えました。
100均でふるいを買ってきて試してみたところ意外と効果があり、ふるいの目より大きいものだけが残りました。
まあ当たり前のことですが。
袋からでる粉の量はかなり改善しましたが、使用しながら削れる分に関してはどうしようもありません。
袋が弱い
さすがに1枚2円程度の袋ではありますし、袋そのものが弱いです。
これが5㎜程度に砕いた理由なのですが、あまり大きく角が出ていると袋が破れる可能性があります。
この点はもう少し改善をしていく必要があります。
また、先ほども触れましたように、使用中、次第に削れて出てくる粉を防ぐためにも何かしら別のものを考えたほうがよさそうです。
エコカラットを使った調湿材の応用
靴やブーツの消臭剤
以前は靴箱に端材をいれるだけだったのですけど、こうして布で包むことで靴に傷をつけることなく消臭剤に利用できると思っていました…
ぬいぐるみでインテリアとしての調湿材
ぬいぐるみの中には通常綿や、ビーズといったものが入っているのでしょうけど、それをエコカラットに置き換えることで、インテリアとしても置物としても調湿材できると考えています。
さすがにぬいぐるみを作ることは私にはできないので、妻にアドバイスをしてみようと思います。
カーテンに吊るして結露対策
冬に結露でお悩みのご家庭は多いと思いますけど、カーテンレールからカーテンと窓の間に紐で吊り下げてやることで、結露対策にならないか?と考えてみました。
面白い結果が出来るといいのですが…
まとめ
エコカラットは捨てるところがないくらい素晴らしい素材です。
今回の端材利用法は王道的な使い方かもしれませんけど、また違った使い方を考えていますので、ぜひ楽しみにしてみてください。