夏の暑いさなか、直射日光を浴びながら一生懸命に花を咲かせる植物たち。
人間も水をやらないといけないんだけど、ついつい忘れてしまう、水やりが億劫という人もいらっしゃるのでは?
実は我が家もそう。
花の苗を買ってきて植えるのは妻、そして見かねて水をやったり草を抜くのは私。
そこで考えました。
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2018/06/1c6e68174d6aa9a588fe243da60e1eeb.png)
簡単に水を撒く方法ってないのかな?
ネットを探すといろいろありますけど、私が求めるのはあくまで安くて水やりが簡単になるもの。
こういった横着アイテムを使ったりもしましたけど、どうも水やりというレベルではなく時間もかかる、そして何より既製品なので長さの調整ができない、ホースの先ではちょろちょろなのに根元の方ではピューピューと噴き出るのも使い勝手が悪かったのです。
そこで・・・パイプに穴開けりゃいいじゃん!!
いろいろ穴の径は?間隔は?といろいろ考えてましたけど、何はともあれまずは作ろうということで作ってみました。
散水パイプを塩ビパイプで自作してみた
実は今回作った散水パイプはDIYをしてる人なら結構簡単。
時間もそんなにかかりません。
![散水パイプをDIYするのに必要な道具](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2021/07/4b858285ee0bed4d091436ccfa44e004.jpg)
- ドリルのキリ(1㎜)
- 13ΦのHIVP(耐衝撃性塩化ビニル管)
- 継ぎ手類
- 水糸
- その他工具
パイプに穴をあける
パイプに闇雲に穴を開けたんでは、どこから水が出るようになるかわかりません。
そこで一直線に穴を開けるために、パイプの両端に糸を固定して目印となる糸を張ります。
![一直線に穴をあけるために糸を張る](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2021/07/06c2e68fb09c5332b7c202007e129b24.jpg)
私たちが現場でいうところの「水糸」というのを使ってますけど、タコ糸でもなんでもいいと思います。
1㎜のキリを使って10cmごとに穴を開ける
あまり間隔が小さくても面倒なので、今回は10cmごとに穴を開けました。
![10cmごとに1mmの穴をあけた水道のパイプ](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2021/07/3915f41051c732d6e5e3ca545e5fa8f1.jpg)
![1mmの穴をあけた水道パイプ](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2021/07/89a7213c4bc34462293d9a99835d4bdb.jpg)
それにしても1㎜のキリってあるんですね、初めてみました。
![1mmの穴を開けるドリルのキリ](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2021/07/b79be82f5b59331b87ea669671ed47a2.jpg)
逆に穴をふさぎたいときは?
穴をあけ損なった、水を通して方向が悪いなどといったケースに穴をふさぎたいというケースがあるかもしれません。
今回の1mm程度の穴でしたら後々使うことになる水道用パイプの接着剤でふさぐことが可能みたいです。
![開け損なった穴は配管用接着剤で塞ぐことができる](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2021/07/12021-09-04-15.43.07.jpg)
ただやはり大量にあけ間違ったと言うような場合にはやはりやり直しをおすすめします。
耐水ホースを使ってパイプに直結する
このままでは水道からパイプに水を通すことはできません。
なので、耐水ホースを使ってパイプに直結します。
![ホースで水道パイプにつなぐ](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2021/07/60f17eb2ff26bc6b27673259c296e1dd.jpg)
一般的なホースの太さは内径15mmで、今回使用した13mmのHIVPの外径は18mmあります。
実際にはこの一般的なホースでも接続することは可能なのですが、今回は接続用のホースに内径で18mmという少し太めのものを使用しています。
![散水パイプに接続するホース](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2021/07/s-2021-09-07-10.52.53.jpg)
また蛇口の抜けどめには結束線という鉄線を使ってますけど、ホースバンドのようなものを準備するといいと思います。
通水!!
![無事通水した散水パイプ](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2021/07/fad5590abce140f8c7c9b80d9e8b16b6.jpg)
パイプをつなげて庭に水を撒いてみる
ここまではうまくいったので、実際にパイプを必要本数(4本、計8m分)買ってきて繋いでみました。
まずは一直線につないだところ、やはりホースをつないだ側と末端部分では放水される水の量が違い、このままでは末端部分に必要な量を出せばホース側が出過ぎる、逆にホース側を適量出せば末端部分の水の量が足らないということになってしまいます。
まあここまでは想定していました。
![散水パイプの水量の検討](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2021/07/04bdec0e8a0134c6b8533564363c7703.jpg)
そこでパイプを4m、4mに分け、中間から水を送るように変更しました。
その結果放水される水量は、ほぼ許容範囲に。
今回のDIYはこちらの動画(youtube)でも紹介してますのでご覧ください。
動画の中ではドリル径も0.5㎜まで挑戦しました。
散水パイプを作るために掛かったコスト
今回純粋にパイプに掛かったコストはこれだけ。
部材 | 個数 | 単価(税抜) | 合計(税抜) |
---|---|---|---|
2mのパイプ(HIVP) | 4本 | 298円 | 1,192円 |
ソケット | 2個 | 48円 | 96円 |
チーズ | 1個 | 58円 | 58円 |
キャップ | 2個 | 58円 | 116円 |
接着剤 | 1個 | 348円 | 348円 |
1,810円 |
工具類でいうと穴をあけた1㎜のキリが500円ほどしていますので、2,000円前半くらいのコスト。
散水チューブとさほどコスト差はないんですけど、トータル面で見ると断然いいものが出来たと思います。
散水の自動化を目指す
そしてその計画はもう少し続きます。
それが自動化。
水をやってるときに水撒きが終わるまでって退屈じゃないですか?
時間制御させて通水止水という、完全自動化を目指すとコストも掛かっちゃうし素人のDIYではさすがに難しそう。
でも通水している時間を制御するだけなら、市販のタイマーで制御すれば可能。
このネタはまた後日追記しようと思いますので、気になる方はブックマークしてみてくださいね。
コメント
ありがとうございます。
黒竹用に作ろうと思って、塩ビを這わせてて、穴あけに悩んでました。
糸を挟むは非常に参考になりました。
ちなみに、タイマーは下記を大陸から購入しました。
まだ動かしてないので、何とも言えないですが
タイマーやスマホで動きます。
https://aliexpi.com/Szs3
キタコさん、コメントありがとうございます。
そう言えばタイマー機能のこと更新してないなぁ。なんか面白そうなものを買ったみたいですね。調べてみます^^