春先のツーリング、日中は暖かくても朝晩の冷え込みに手がかじかんだことはありませんか?
特に東北や北海道など、シーズン序盤の寒さが残る地域ではメッシュグローブだけでは無防備すぎるのが現実です。
かといって、秋冬用のグローブまで買い揃えるのはちょっと…という人も多いはず。
私もその一人でした。そこで試行錯誤の末にたどり着いたのが、「手袋を重ねるだけで防寒性を飛躍的に上げる方法」です。
この記事では、実際に東北ツーリングで効果を感じた「安価で・どこでも手に入って・すぐ試せる」メッシュグローブの防寒対策を紹介します。
- まだ寒さが残る時期に東北や北海道ツーリングを計画している方
- メッシュグローブしか持っていないが、今ある装備で対応したい方
- コストをかけずに防寒対策をしたい方
メッシュグローブのローコスト防寒対策
バイク用のメッシュグローブは、通気性が命。
そのため、気温が10℃台の早朝や山間部では、まるで素手で走っているかのように冷えるのが現実です。これには本当にびっくりしました。
特に高速道路では冷風がダイレクトに手先を襲い、クラッチやブレーキ操作に影響を与えることも。
そんな中で、私が考えたのは「今あるグローブでなんとか寒さをしのげないか?」という方法でした。
まずは軍手を重ねてみたけど…
最初に試したのは、軍手+メッシュグローブ。
これなら暖かいし、安い。コンビニでも手に入る。
ところが、手がごわついて操作感が著しく低下。
クラッチやブレーキの繊細な感覚がなくなり、むしろストレスに。
次に試したのはゴム付きの作業手袋
次に選んだのは、ゴム付きの作業手袋。
これはフィット感があり、軍手よりも快適。そしてそれをゴム面が外側、つまり手袋を“反対”にはめてみました。

ゴムのところで防風を期待したのですが、メッシュグローブとゴム面の摩擦で、クラッチ操作時にひっかかる感じが出てしまいました。
救世主は「ビニール手袋」との組み合わせ
最終的に行きついたのが、ビニール手袋の重ね着です。
具体的には、ゴム付き作業手袋をはめる。その上から、透明のビニール手袋をかぶせる。

最後にメッシュグローブを装着。

このビニール手袋のおかげでゴムの摩擦が抑えられ、はめるのもスムーズ。そして風もある程度シャットアウトするだけでなくビニール手袋の下で空気層ができるので保温効果も狙えます。
実際、東北ツーリングではこの仕様で朝の冷え込みをかなり快適に乗り越えられました。
しかもどちらも、出先のホームセンターやコンビニでも揃うものばかりという手軽さです。
ビニール手袋を直接はNG!汗で蒸れる
なお、ビニール手袋を素手に直接装着するのはおすすめしません。
確かに風は防げますし防寒効果ははるかに向上したのですが、内部が蒸れてしまい、汗で不快に。
快適性を考えると、中間層に「通気性のあるゴム付き手袋」を挟む方がベターです。
さらに万全を期すなら「レイングローブ」を外側に
このビニール&ゴム手袋の上から、さらにレイングローブ(防水オーバーグローブ)を装着すると、防寒性能は格段にアップします。

防風・防水の二重効果で、ほぼ冬装備に近い保温性を発揮。
【まとめ】メッシュグローブのまま寒さに対応するなら“重ね着テク”が最適解!

- 春先や秋、朝晩が冷える地域ではメッシュグローブだけでは厳しい
- 軍手や作業手袋ではフィット感に難あり
- ゴム手袋+ビニール手袋の重ね着がベストバランス
- さらにレイングローブで完全防寒も可能
- すべて安価&入手しやすいアイテムで実現できるのがポイント