さて、最後のライダーハウス、みどり湯で出会った旅人たちはとても楽しい人ばかりでしたよ。
青森から来た親子二人組、石狩から来た薬剤師さん、そして滋賀から来たライダーさん。
寝てしまったため、ここには寄せ書きしてもらえなかったけど、佐賀から来たみどり湯の常連さん、そして日本一周中のチャリダーさん。
一気に6人カウントしちゃいます。
青森から来た親子 17、18人目
さて、青森から来た親子はお父さんがもともと職場の後輩とここへ来たことがあって、前回も楽しかったので、今回は息子を連れてきたそうです。
お父さんは公務員、息子は某銀行員で、一緒に酒を飲みながらバイクで宿泊ツーリングだそうです。
いいですね~、一つの理想形かもです。
お父さんはスズキのスカイウェーブ?の250、息子はTL1000Sに乗ってましたw
お父さんの方はしきりに
「住宅ローンがあるから・・・」
「普通逆だろ??」
とか言って大きいバイクが欲しそうでしたね^^
私と逆回りで翌日はクリオネ、インディアンサマーカンパニーに行くとか言ってましたので、この寄せ書きフラッグのこと聞いてみてくださいねって言ったんですけど、聞いてくれたかなぁ?
とりあえずその日にとったエサヌカの写真を見せたら、親子してテンションMAXになってました。
とても楽しい親子で、この二人が盛り上げてくれた気がします。
石狩から来た薬剤師さん 19人目
石狩からきた薬剤師さんは、職場の人に「趣味がない、つまらんやつだ」みたいなひどいことを言われたとかで、気付いたらバイクにハマったって言ってたと思います。
休みが取れたらすぐに走りに行ってるそうで、本来なら翌日、宗谷岬を目指してたんらしいんですけど、翌日はあいにくの雨で「また来ます」って引き返して行きました。
ヘルメット越しにサングラス(度入り)して、見た目めっちゃイカツイんですけど、とっても優しい人でしたよ。
北海道いいなぁ、すぐに走ってこられて。
バンディッドに乗ってたんですけど、今は水冷エンジンに変わったんですね。
そうそう、その前はYAMAHA V-MAXに乗ってたって言ってましたね。
そうとうパワーを持て余して楽しかった、モンスターマシンって言ってました。
確か、青森のお父さんも乗ってたって言ってたかなぁ?この時点で結構飲んでたんで、あんまり覚えてないです。
滋賀から来た還暦ライダーさん 20人目
そして、滋賀から来たライダーさん。
還暦のときに奥さんから赤いちゃんちゃんこの代わりに、赤のCBR1000RRを買ってもらったって言ってました。
この瞬間どよめきましたね・・・w
CBR1000RRって言ったら逆車なら170馬力のマシン(BY WIKI)。
170PSって言ったら車で2.5Lクラスのパワーですかね??
(BY WIKI)
△まさにこんな色でした
しかも60を迎えた人に買ってあげるバイクかなw?
利尻に渡ってウニ食ったって喜んでました。
翌日にはPC開いて、撮ってきた山の写真とかをクラウド使ってアップするんだとか言ってましたよ。
タブレットも持ち歩いてたし。
CBRにどうやってパソコンや一眼、タブレット積んで回ってるんだろ??
私はまだ行ったことのない場所の方が多いですから、毎日移動、移動ですがある程度回数重ねるとそこを拠点にして探索してみるのもいいなぁと思いました。
佐賀から来た常連ライダーさん 21人目
1人は佐賀から来た嬉野ナンバーの方。
みどり湯で一番に声をかけた人です。
常連さんだったんで、丁寧にいつもはこんな感じだよとかって教えてくれました。
トラックの運転手さんで、広島の五日市方面は結構行ったことあるよって言ってました。
ま、ローカルネタですが。
広島から遠く離れた北の北海道で広島の話をした人って結構いるんですよね。
さて、こちらの方も連泊でいつもここへ泊っては、あちらこちらを走り回っているようです。
北海道での今までのエピソードなどを楽しく聞かせていただきました。
翌日出発する前に、
「オロロンの途中から霧立峠に逃げるのと、オロロンを降りるのどっちがお勧めですか?」
と聞くと、
「ん~・・・・、・・・・・・・・・・、・・・・・・どっちも捨てがたいですね」
と、一生懸命考えてくれてる様は私を余計に迷わせた気がしますw
日本一周中のチャリダーさん 22人目
さて、最後のチャリダーさん。
翌日から利尻に渡って、みどり湯のお母ちゃんの紹介で働くことになってたようで、この先2ヶ月間資金調達兼ねて働くそうです。
実はここであったのは6月なのですが、去年の10月に岐阜を出発して南下。
正月を沖縄で向かえ、現在北海道。
この12月には自宅へ帰るそうです。
普通、「学校でたら就職して働き、家族を持って定年を迎える」と言う生活を送る人が大半だと思います。
そんな中で、1年以上も一人で自転車をこぎ、日本を回る。
雨が降れば、ライダーハウスやキャンプ場から動かずに天気の回復を待ったそうです。
友達が結婚したとか、子供が産まれたとかじゃなく、きっとはじめてみる景色に感動し、その場その場の旨いものを食べ、いろんな人とのふれあいの中いろんなことを考えてきたんじゃないかと思います。
彼は自転車で1日100km前後走るらしいのですが、きっと坂道や向かい風ではつらい場面も多々あったはず。
そういう人とわずかでも時間を共有できたことは、私にとっても新鮮で、自分の常識みたいなものを変えられたように思いとても有意義な出会いでした。
自分から多くは語らない彼でしたが、最後に「いってらっしゃい」と見送りの声をかけてもらいました。
彼の名前も忘れてしまいましたが、今年の年末は無事地元で過ごせますように。
まとめ
ここまでずっと一人の夜だったので、とても楽しく過ごせました。
こんな楽しい夜を与えてくれたライダーハウス、みどり湯に感謝です。
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