こちらの画像は私が以前ツイッター(現:X)でアンケートさせていただいたもの。
私としては想像以上にフルフェイスが多かったなという印象です。
まあ、これはこれで一安心なのですが、ヘルメット選びに少しでも役立つようにそれぞれのメリットデメリットをまとめてみます。
ヘルメットの種類による特徴
安全性は一番のフルフェイス
多分バイクに乗らない人でもヘルメットといえばこれをイメージする人は多いのでは?
レースの世界でも使われているフルフェイスはやはりその安全性が魅力的です。
頭だけでなく、口元、あごといった顔の部分まで保護されます。
また、風洞実験などから冬季の冷たい風などを巻き込みにくいなどの工夫がされていたりしますし、夏の夜間走行時には虫が入ってくることも少ないですね。
とは言え逆にアゴまで保護されているため、圧迫感や解放感に乏しいというのも一つのデメリットです。
意外と狭いところが嫌い、圧迫感が苦手と潜在的に苦手意識を持っている人もいらっしゃったりするので、試着して試してみることをおすすめします。
白バイ隊員も着用しているジェットヘル
白バイ隊員も着用しているジェットヘル。
私もジェットヘルは被ったことがあるけど、やっぱりフルフェイスに比べて解放感がある反面、フルフェイスに比べるとアゴ部分へのガードのなさという恐怖心は否定できません。
やはりフルフェイスに比べると安全面で劣るのは否定しがたいところ。
にも関わらず白バイ隊員がジェットヘルなのは、彼らの職務がマラソンの先導や安全啓発運動など交通取り締まりだけではないからという理由もあるそうです。
また、顔が丸見えになるのでサングラスを掛けてる人とかも見かけますね。
フルフェイスとジェットヘルのいいとこ取りのシステムヘルメット
私が長く愛用しているシステムヘルメット。
見た目はフルフェイス、機能はジェットヘルという、某マンガの主人公の設定のようなヘルメットです。
手軽なのはいいけど法令的に被ってるだけの半ヘル
一番手軽なのはこちらの半ヘル。
半ヘルのメリットというと、被りやすいとか、女性でも化粧を気にすることなく被ることができるといったところでしょうか。
また、ホームセンターなどでも安価に手に入れることが出来るという点もあります。
道交法上、バイクに適合したヘルメットをかぶってさえいれば違反とはなりませんが、何と言っても安全性が不足し過ぎです。
メリット以上にデメリットが大きいのもこのヘルメットの特徴です。
事故したバイクを目の当たりにするとおすすめはフルフェイス一択
理想は間違いなくフルフェイス
だれかにヘルメットについて聞かれることがあれば迷わずフルフェイスをおすすめ。
それは以前、タンデムしたバイクが目の前で右直事故を起こし、バイクの2人が車に突っ込んだ所を目撃したことがあります。
その後部座席に座っていた若者がちょうど半ヘルだったのですが、割れたガラスが顔面に刺さり血だらけになったのです。
足はありえない方向に曲がり、あたりは騒然としてました。
その後救急車と警察を呼んで、その間交通整理をしていたのですが、あの光景は忘れられないです。
きっとアンケートの結果からみても多くの人がフルフェイスと答えるはずだけど、ただでさえ危険な乗り物であるバイクに、こういった安全性をないがしろにして乗ることはおすすめしません。
最低でもシステムヘルメットか?
白バイ隊員を含め、オートバイを使って仕事をされている人にはジェットヘルは便利なんだろうとは思うのですが、やはり転倒した時の顔へのダメージを考えるとジェットヘルでも怖いです。
強度的にはフルフェイスより劣ると言われてるけど、できればシステムヘルメットくらいは被りたいところです。
ショーエイやアライはハーフ型のヘルメットを作っていない
ヘルメットメーカーでは天下を二分するアライとショーエイ。
こちらは各社ともハーフタイプのヘルメットは製造されていません。
その理由はなぜ?と問うまでもありません。
たまに後ろに女性を乗せてるバイクを見かけるけど、自分にはありえないですね。
どんなヘルメットでも正しく被ってアゴ紐を
公道で乗るならフルフェイスを被ったほうがいいよねとは思うけど、やっぱり色んな理由があって違うヘルメットを被ってる人はいるわけです。
ただ正しい被り方、そしてアゴ紐だけはきっちり締めてほしいと思います。