以前は、運転中にナビを操作し「ながら運転」というものが問題視されていましたが、最近問題視されるのはスマホを操作し「ながら運転」。
以前のガラケーとは違い、動画が再生出来たり、ナビになったり。
SNSで人と繋がったりゲームができる端末なので、ついつい手に取ってしまうことはあるかと思います。
ところが携帯電話を使用しながらの運転は、思っている以上に危険です。
こちらの動画は歩きスマホやながら運転をした結末をまとめた動画です。
中には笑えるようなものもありますけど、そうでない笑えないものもあります。
厳罰化による違反点数と反則金の引き上げについて
今回の道交法改正はながら運転の厳罰に加えて、自動運転についても改正が行われています。
いろいろこちらの記事が見やすいかもしれません。
https://www.think-sp.com/2019/03/08/dokoho-kaiseian-sumaho-2019-3-8/
こちらにも改正前後の違反点数、反則金の引き上げについて表にしてみました。
現行 | 改正後 | |
---|---|---|
携帯電話使用等により危険を生じた場合 | 2点 | 6点 |
9,000円 | 30万以下の罰金 | |
携帯電の使用等(保持) | 1点 | 3点 |
6,000円 | 18,000円 |
どこまでを危険を生じた場合に該当させるのかははっきりしませんが、少なくとも携帯電話を起因とした事故については適応されるような気はしますね。
データから見るながら運転の危険
携帯電話使用にかかわる事故の発生件数
こちらは警察庁のサイトから引用したものです。
iPhoneが日本に投入されたのが平成20年になりますが、その当時に比べると倍にも増加しています。
またガラケーと違い全面タッチパネルのスマホは、文字入力の際に端末を確認する必要もありますので、事故増加にもつながります。
ながら運転中に進む距離
スマホに限らず、ナビやカーオーディオの操作をしながら運転したことがある人ならわかると思いますが、意外と操作に気を取られて前方を確認してないといった経験をされたことがある人はいるんじゃないかと思います。
運転者が画像を見ることにより危険を感じる時間は運転環境により異なりますが、各種の研究報告によれば、2秒以上見ると運転者が危険を感じるという点では一致しています。
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/keitai/info.html
たった2秒といえど、5~60km/hで走行している車は約30m前後走ってしまいます。
横断歩道の前にあるひし形のマーク、あれは大体横断歩道の50m手前に表示されることから、万一の時にはブレーキが間に合わないのは必至です。
ながら運転でしてしまった信号無視
もう20年以上前の話なのですが、携帯電話で友人と話しながら運転中、前方の信号が赤になったので停止しました。
そこまではよかったのですが、話に夢中になり交差する相手の信号を見ていた時、青信号が目に飛び込みました。(自分の進行方向の信号はまだ赤)
そこで勘違いした私はそのまま直進。
いったん止まっていたにもかかわらず、信号無視をしてしまったのです。
幸い交通量の少ない交差点だったから何事もなかったのですが、交通量の多い交差点だったらと思うとぞっとする話です。
まだその当時は携帯電話使用での罰則は見つかったら注意される程度のものでしたけど、その頃から携帯電話のながら運転は危ないというものを自覚しました。
ヒヤリハットで済めばいいけど、事故に発展すると大変なことに
スマホのながら運転で、ヒヤリハットで済めば今後の反省に活かすこともできますけど、万一人を跳ねたりしたら、相手はもちろん、自分の人生も大きく変わってしまいます。
一時期話題になったスマホゲームの「ポケモンGO」では、実際に当時小学4年生の子供をはね、子供はもちろん、その両親、もちろんドライバーも人生を大きく変えることになってしまいました。
自転車のながら運転では川崎市で女子大生が、片手にはスマホ、片手には飲み物を持ち、さらにイヤホンをした状態で運転し、当時77歳の女性を死亡させたという事故も起きています。
車が自動ブレーキなどを備え、交通死亡事故そのものは減少しているようですが、だからと言ってドライバーがそれに甘えるようではダメではないでしょうかね。
まとめ
今後この道交法が施行されると、道端に路上駐車して電話する輩も出そうで、それはそれで迷惑な話です。
車内で運転する場合には必ず後続車に迷惑にならないように、安全な場所で利用したいものです。
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