空調服というものの名前を聞いたことはありますでしょうか。
私が空調服というものを知ったのは2012年頃だったかと思いますが、当時は真夏に長袖のブルゾンを着て、余計に暑そうという印象を持っていました。
ところが、今シーズン初めて空調服というものを着て、一つだけ明確に分かったことがありました。
それは、来シーズンも買うという事です。
最近ではアイリスオーヤマからも空調服が販売されるなど、空調服というものの認知度が大変高まってきました。
それだけで空調服の効果というものをお分かりいただけたら嬉しいです。
マキタのファンジャケットのメリットは共通バッテリー
さて、私が購入した空調服は、電動工具などで人気のマキタの発売する空調服「ファンジャケット」だったのですが、こちらについてレビューをしてみたいと思います。
マキタのファンジャケットの最大のメリットであるバッテリーの共通化という点ですが、難点はバッテリーが大きくて重たいという点でした。
バッテリーホルダーはベルトに取り付けられるように工夫されているとはいえ、最初はかなり重量感を感じましたが、使っているうちに慣れました。
また、電動工具のバッテリーが切れたという急場には、暑さを我慢すれば空調服のバッテリーを外して作業を継続できるというメリットは何度か体験しました。
当初3Aを使用していましたが、多分Hiモードで常用すると1日は持たず、途中でバッテリー交換が必要になりますので、6Aのバッテリーをおすすめします。
これだと1日半くらい持ちます。
裏地で空気の流れを調節できる
空調服は、服とファン、バッテリーの3点から成り立ち、そのうち服は汚れたりするので洗い替えが必要になります。
最近ではその服も安くなって、作業着店では2,000円から3,000円程度で購入できるようになりました。
ところがマキタの空調服ははるかに高いのですが、2重構造になっていまして、外は空気を逃がさないように、内は空気を好きなところへ送れるように工夫されています。
袖へ空気が送れる
私の指先にファスナーがあり、ここを開けることで袖へ空気が送れます。
袖へ送られた空気は手首から抜けていくので、手元が涼しいです。
首元に風を送れる
私の人差し指付近にボタンが見えると思いますが、そのボタンをはめることで、空気の通り道が出来て首元に送風できるようになります。
建設現場で働く人はヘルメットを着用しますが、ここから抜けた風がヘルメットを通り、頭まで涼しいです。
この構造に気付いたのは暑さのピークか少し過ぎたくらいでしたが、めちゃくちゃ感動しました。
綿タイプはシワになる
空調服を着ていても汗はかきますから洗濯が必要なります。
ところが、綿タイプのものは非常にシワになるんです。
火花を発生するような作業をする方には綿をおすすめしますけど、そうでなければ化繊ものをおすすめします。
空調服には冷感インナーが必須
汗を吸うには綿のシャツが最適・・・と思っていましたけど、空調服には吸汗速乾のシャツが最適です。
せっかく空調服を着ても、普通の綿のシャツを着ていると、シャツと体の間に空気の層が出来てしまって体が冷えないんです。
吸汗であり速乾タイプ、しかもコンプレッションタイプのシャツだと気化熱で体の体温を奪ってくれるので、相乗効果でかなり涼しいです。
そして長袖。
同様のシャツの半そでも着てたんですけど、シャツのあるところとないところでは、明らかに汗のかき方に差が出ます。
空調服のフード付きで冷感アップ
空調服にはフードの付いたタイプのものがあります。
前述したように、首元に風を送れるだけでも体感する涼しさというのは段違いです。
フード付を着ている職人さんたちは、顔から汗が落ちないって言ってましたし、フードを被ることで、後頭部から前面に風が送られますからかなり涼しいはずです。
関連 ≫ マキタのフード付きの空調服、FJ411DZを試してみた
着てみたらわかる、涼しい空調服のありがたみ
空調服を着たことがないと、どれくらい涼しい?空調服って高いのに本当に涼しいの?と疑問視する気持ちは分かります。
私もそうでしたから。
でも、本当に涼しいです。
扇風機の風を身にまとったような涼しさです。
もしも、どうしようかなと悩まれる方はぜひ購入をおすすめします。
まず後悔することはないですよ^^