社用車、マツダのスクラム。
いかに高価な装備は必要ないとはいえ、この令和の時代に窓も手動のくるくるメカ、オーディオもスピーカー一体式と、通勤もまかなう車にしては貧相すぎる・・・。
ということで、オーディオを変えて、スピーカー付けて、そのついでにデッドニングまでしちゃったのです。
まあ、車バカというのは基本的に治らないもんですねww
ですが、デッドニングに使ったこちらの商品が安い割にはたくさんあって、半分くらい残ったのです
この型は4速ATになって、以前のモデルと比較するとかなり静かになっています。
ただどうせならほかのところもデッドニングしてスクラムをもっと静音化してみようということになりました。
軽バン(スクラム)の静音化をしてみる
静音化する目的は、せっかく買ったデッドニングの材料を無駄にしないということもありますけど、うるさい車より静かな車のほうが乗っていても疲れにくいし、何より音楽もより高品質で聴けるという期待をしています。
フロントの足回り
まず一番に考えたのは運転席より前の部分の静音化。
特に足回りの方からはタイヤノイズなんかも入ってくるのではないか?と考え、フロントの足回りをデッドニングしてみました。
元々ここは足回りということもあって、タイヤハウスの中からゴム状のものが吹き付けられているので、堅そうな音はしてました。
なので、ここはほとんど体感できるほどは効果なし。
ついでにこの足回りの内張りをはいだ時に先立って取り外したステップにも取り付け。
ここもこの程度ではほとんど効果は感じられませんでした。
スクラムの荷室やリアまわりのデッドニング
こちらは荷室のリアゲートを開けて、右側のパネルを取り外したところと、デッドニングしてみたところ。
内装の取り外し自体は3分ほどですし、デッドニング自体もしやすい場所ですが、これも効果があったかというと運転席から遠い部分なのでほとんど体感することはありませんでした。
もちろんリアゲート自体もアウターパネルはデッドニングしてます。
後部座席下のスペース
後部座席の下、以前のモデルは収納として使えたのですけど、このモデルは盗難防止装置なのか安全装置なのかわかりませんけど、機器が取り付けられていて、収納スペースとしては使えなくなりました。
が、のぞいてみると鉄板むき出して、叩いてみてもよく響く・・・
ということでここもデッドニング。
が、ここも体感できるほどの効果はなく、どんどんシートが減っていきます。
運転席や助手席の下をデッドニングしてみる
残りもあまりなくなってきて考えました。
どこからの音が一番不快で大きいんだろう・・・
そこで一番大きな原因となっている音を考えたところ、エンジン音という結論に行きつきました。
下の左の写真は運転席を開けたところ。
スクラムや同型のエブリーは運転席の下にエンジンがありますので、簡素な断熱材のようなものが取り付けられています。
そして右の写真はその断熱材を取り外したところ。
取り外し方は、3つあるツメのうち、左写真の上のツメを手で起こしてやることで簡単に外せます。
さらにこちらは助手席の断熱材を取り外したところとデッドニングしてみたところ。
はたして効果は・・・?
う~ん、イマイチ・・・
ただ、ほかの部分と違って静音効果はなかったものの、整音効果はあったかなと。
エンジン音独特のカシャカシャというような高音域のものは減ったように感じます。
消音目的で断熱材のグラスウールを入れてみる
荷室の外装パネルへ入れる
発生する音を抑えられないなら、発生した音を吸収してしまえということで、現場に余ったグラスウールを外装パネルの中に入れてみました。
こちらは荷室の外装パネルの中に入れた写真です。
やった分効果を感じたいという思いはありますけど、体感するほどは効果もないのが実情。
これをドアパネルの中に入れたりすればもっと効果は出ると思いますけど、窓から浸水する前提で考えるとグラスウールはおすすめできません。
ドアの内張りにグラスウールを入れてみる
助手席側のスピーカーの音が出なくなったので内張りを剥いでみたら、見事にスピーカー線が抜けてました。
それを直すついでに、ドアの内張りにグラスウールを張ってみました。
グラスウール自体は手でちぎれるので細かいところに入れることも可能ですが、気になってたのはサイドミラー裏のゾーン。
ここへ充填してアルミテープで固定し、ついでにちょこちょこと入れてみました。
全面に張ったほうがより効果的なんでしょうけど、材料の都合もありピンポイントで入れるに至りました。
後部座席のフロアに入れてみる
こちらは後部座席の足元と座席の下。
こちらへ入れるのはアルミが貼られたグラスウールの25㎜。
程々の大きさに切って、まわりにはアルミテープでグラスウールの飛散を抑えてます。
25㎜くらいなら難なく内装材はおさまるかと思ったのですけど、割と内装を戻すときに影響が出てますので、それを考えるとせいぜい10㎜程度のものにしておいた方がいいのかもしれません。
効果のほどは・・・よくわからない。
ただ、室内のデッドニング以上にエンジンノイズが一番の課題ということがわかりました。
今後はもっと吸音ということを考えてすすめてみる
本当は屋根部分もやりたいんですけど、さすがにまた材料を買って、屋根を取り外してということまでは考えてないです。
ですけど、まだこの先何年も乗らされる相棒なので、今後は吸音ということを考えてやってみたいと思います。
例えば後部座席の下の空間には、こういった波型のスポンジ状の吸音材をいれて音を吸音させてみるというのも一つの方法です。
波型になっていることで表面積が増えるので、吸音効果はかなり期待できるのではないかと。
さらに運転席の下のデッドニングではプラシーボかもしれませんけど体感できるものがあったので、内張りのシートの下にエンジンを包むようにニードルフェルトと呼ばれるような吸音材を敷きこむのも効果は期待できそうな気がします。
あとはワゴン用のパーツを使ってみるということ。
こちらの写真では、助手席の下にエンジンがありますけど、その下はアスファルトです。
例えばワゴン用のパーツでエンジン下のアンダーカバーがあれば、走行風による音にも効果はあるのかなぁと。
後はエンジン回りの鉄板に静音シートを貼ってみるのもいいかも。
たぶん車の静音化って、ここだけやれば劇的に変わるっていうところはなくって、こういう地道な積み重ねの結果だと思うのでまた続編ができればご紹介したいと思います。
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