最初にこのトライクというものの存在を認識したのは20年くらい前かなぁ?もうちょい前?
トライクってのは前から見たらバイクなんだけど、実際には後ろが2輪あって、前輪と合わせて計3輪の乗り物。
そうかといってオートバイではないから二輪免許不要で、車とおなじ普通免許で乗れてしまう。
さらにヘルメットが不要ということもあって、オートバイのような解放感を感じたいって言う人にはめっちゃいい乗り物なのです。
でも痛ましい事故も。
19日午後6時50分ごろ、東京都江東区有明1丁目の路上で、駐車中の大型貨物車に「トライク」と呼ばれる三輪バイクが追突した。トライクを運転していた30代ぐらいの男性が意識不明で搬送され、病院で死亡。同乗の小学生ぐらいの男児も意識不明。警視庁東京湾岸署が2人の身元や当時の状況を調べている。
三輪バイク事故で1人死亡 同乗の男児も意識不明(共同通信) – Yahoo!ニュース
死亡したのは30代くらいの男性で、同乗していた小学生くらいの男の子は意識不明。
親子…かなぁ?
そしてこの記事には少し続きがあって、死亡した男性はヘルメットをかぶってなかったとのこと。
トライクもミニカーやっぱりバイク扱いされるべきと思う
後ろ2輪あっても転べばバイクと同じでは?
大学生の頃ピザの配達のバイトをしてました。
配達してたのはご存じ、屋根付きの後ろ二輪のバイク「キャノピー」でしたが、あれが走らない走らない…。
そうかといってオートバイと違って安定してるのかと思いきや、フロント周りの軽さが気になって慣れるまで変な感触の乗り物でした。
最近アレが水色ナンバー(ミニカー登録)で走ってるのをチョイチョイ見るんですけど、やっぱりノーヘルです。
でも以前、目の前を走ってたミニカー登録のキャノピーが凍結で転んだ時、やっぱり体がバイクの外に投げ出されてました。
多分トライクの作りはもっとしっかりしてるんだろうけど、事故が起きると運転手の体は投げ出されるんだなってのはつくづく思いました。
オープンカーにヘルメットは不要
そうかといってトライクは普通車扱いなのでヘルメットがいらないのも魅力の1つです。
でも車にはシートベルトがあるで、運転手だけが車外に投げ出されるっていう可能性は小さいです。
それに対してトライクってシートベルトがないので、車とぶつかれば当然運転手は飛ばされます。
せめて腰部分だけの2点式でもいいのでシートベルトでもすれば、運転手が投げ出される被害は小さくなるかもしれませんけど、あとは車重の問題。
軽自動車でも800~900kgあるのに対してトライクの重量は軽自動車の半分くらいしかないものも多々あるので、車とぶつかると当たり負けしてバイクごと引きずられそうで、むしろシートベルトが仇になるかも…。
先ほどのミニカー登録のキャノピーの件でも一緒ですけど、転倒時にバイクと別々になるから助かる命があるのも確かなので、このへんは事故の状況に大きく作用しそう…。
トライクのヘルメットが義務化されたら乗るのは誰?
ちょっと話がそれるんですけど、もしもトライクにヘルメットが義務化された場合、好んでトライクに乗るユーザーっているんでしょうか?
そもそもオートバイのような感覚であって普通車免許で乗れる、そして解放感などを好む人ニーズがあるような乗り物なので、もしヘルメットが義務化されたらトライクのデメリットしか残らないような。
バイクほどの軽快感もないだろうし、夏は暑いし冬は寒い。
そのくせ高いし、場所も取るわけなので、今のユーザーでも半分くらいは手放しちゃうんじゃないかなぁ。
それくらいバイクとトライクを比べた時のメリットって少ない気がします。
ヘルメットの有無が生命の分け目に
トライクユーザーって多くないからニュースになることも稀。
ぶっちゃけトライクってノーヘルで乗れるのがメリットだけど、実際にこうして死亡事故が起きてるのは事実。
事故を起こしてしまえばヘルメットを被っていたからといって、命が助かる保障ってのもありませんけど、万が一事故をした場合にはヘルメットの有無が生命の大きな分け目にはなると思います。
事故を起こさないという安全運転が大前提だけど、万一のために体の保護をってことを考えると、いくら法規的にヘルメットが不要だからと言って、やっぱりバイクと同様のスピードの出る乗り物である以上、ヘルメットって必要じゃないですかね。