以前ブログで、とても興味深い近代的なゴミ処理施設の写真を拝見しまして、さらにはそれが広島にある、さらにさらに自宅からそんなに離れていない事を知って、行かずにはいられなかったです。
そして最近では映画ドライブマイカーにも出てきたということで、とりあえず様子を探るべく、スマホだけ持ってお邪魔しました。
広島市環境局中工場エコリアム
設計者
設計者は谷口建築設計研究所の谷口吉生氏でして、海外ではニューヨーク近代美術館だとか、近年ではGINZA SIXの設計を手掛けるなど有名な設計事務所です。
また石川県の金沢市立玉川図書館は1級建築士の試験でもたびたび出てくる設計事例です。
内部は通り抜けが出来て左右には巨大なプラントが
入り口の看板というかドアがすでに近代的なのですが、中に入るとビックリです。
ガラス越しに見えるゴミ処理のプラントです。
金属の鈍い光り方とか、きっと工場萌えの人にはツボかもしれません。
なんとなくゴミ処理場というと、ホコリっぽいとか、匂うとかっていう負のイメージが付きまといそうなものですけど、今時分は近隣への影響もあるのか、全然そんなことはなかったです。
上の写真の奥のほうに植物が見えるかと思いますけど、植物も生育できるくらいの環境という事らしいです。
まあ、よく考えたら広島の街にこれだけ近い場所ですから、そんな匂いとかさせてたらすぐに苦情が入りますよね。
処理場の夜景は要塞感あり
エコリアムは夜間出入りができませんが、その下のごみ処理場へ車両が入るところはご覧の通り。
この時も何台かの車両が出入りしていましたが、なかなかの要塞感。
ごみ処理に関するの見学
駐車場は入り口前に20台くらいは停められたかと思いますし、施設の性質上社会見学の小学生がいることから大型バスを停めるスペースも確保されています。
私が行ったときには、小学校の社会見学で生徒たちがいましたが、穴場なのかそれ以外の来館客はいませんでした。
まぁ平日だったこともありますけど、だからといって飲食スペースがあるわけでもないですから休日でも結構空いてそうですね。
またゴミ処理に関する見学、こちらは希望日の前月20日までに電話で見学希望の予約が必要です。
見学は1回1時間半程度ということなので、それなりに時間に余裕をもって計画してみてください。
温暖化対策だなんだと、ゴミ処理の問題は大きな世界的規模の課題の一つですが、不要なものは買わないなどの一人一人の心掛けが大事なことでもありますね。
エコリアムの配置と設計は平和の軸線が意識された?
平和の軸線とは?
平和の軸線とは、原爆ドームと慰霊碑を結ぶ線のことを言います。
それを南側にずっと延長してきたところにあるのが、このエコリアム。
この入り口を入ってエコリアムをまっすぐ抜けると・・・
そこは海になっていて解放されるというシナリオ。・・・なのかな。
なんでもこの設計者の谷口吉生氏は、あの丹下健三の研究所に勤務していたこともあるとのこと、そして丹下健三氏というと広島の広島平和記念資料館の設計者なので、この辺りのことは当然意識された可能性も。
ちなみに地図はこちら。
エコリアムの帰りはキャナリィ・ロウ広島ボートパーク店でランチでも
基本的に工業地帯ですので近くに食事ができるところはほとんどありません。
ただ車で1・2分のところにはキャナリィ・ロウというパスタなんかが人気のお店がありますから、見学がてらランチでもいかがでしょうか。
ホットペッパーなんかにもクーポン情報が出てますから、いかれるときにはチェックしてみてもいいかもです。
まとめ
他の人のブログを見て関心をもっていったのですけど、想像以上にcoolな施設でした。
今度は改めてカメラや三脚を持って行きたいと思いますが、工場萌えがツボの人にはおすすめのスポットだと思いました。
▽広島県大竹市の工場夜景です
コメント
たろうちゃんお疲れ様(^。^)b
近代工場…凄いですね。オイラの職場もカテゴリー的には国内最大級だったりしますょf^_^;
マジすか、工場夜景撮れますかね^^;
毎日寒いでしょう((_ _))