ちょっとパソコンの中のファイルを整理していたら、以前ナップスで見つけた商品の写真があって、「昔油温計つけようとしてたなぁ」ということを思い出したので、写真の整理を兼ねて書いてみたいと思います。
XJR1200はご存じ大型の空冷エンジンを搭載したバイクですが、ある程度一定の水温で冷やす水冷に比べて、空冷式は止まっていれば走行風での冷却効果が期待できません。
そうかといってフィン部分からの放熱で大型バイクの熱量がすべて交換できるとも思えません。
まあスズキには油冷というシステムがあったりしますけど、その時に本来補助的に冷却作用を期待するのがオイルクーラー。
実際にはオイルクーラーでの冷却ありきでエンジン設計されているでしょうけど、夏や冬の外気にも左右されることを考えると、やはり空冷式というのは温度管理が一つの問題かなと思いました。
そこでつけたいと思っていたのが油温計、エンジンオイルの温度をはかる計器です。
空冷エンジンに油温計を探してみた
デジタル油温計が多い
たぶん、「バイク 油温計」といった検索ワードでパーツを探すと出てくるのはこれではないかと思います。
ヨシムラの油温計。
電子式でデジタル表示、電池式で時計表示もできますからハンドルのトップブリッジのとこへでも取り付けてしまえば、時計がついていないビンテージバイクにはなかなか便利なアイテムではないかと。
ただ、デジタルなんですよね。
色も黒でアフターパーツ感が強い・・・
そこでアナログ油温計を探してみた
「やっぱりネイキッドには砲弾式のメーター、アナログな針で動くメーターが似合うでしょ!」ということで、アナログ式の油温計を探していました。
実はバイク用のアナログ油温計って、結構探しました。
私も車用の追加メーターはいくらでも知ってるんですけど、バイク用には防水性能なんかも必要ですし、バイク用を車につけることはできても、その逆はできないんですよね。
そこで冒頭のナップスでやっと見つけたというバイク用の油温計取り付けステー。
取り付ける場所によってステーの形状がストレートのものと曲がったものがあります。
いよいよアナログ油温計にたどり着けた
パッケージに書いてあるNPROJECTの文字。
やっぱりメーターステーがあるということはちょっと期待しちゃいますよね。
そう、発見!
Nプロジェクトという会社はネットショップにありがちな模倣品を作ってるような会社ではなく、レース活動のサポートなんかもしているきちんとした会社。
きちんとなんて書くと失礼なんですけど、安かろう悪かろうなんていう商品を売る会社ではなさそうです。
ネイキッドにはアナログメーターが似合う!
ネイキッドにつけたアナログ追加メーターの様子をインスタからお借りしました。
こちらはゼファー750に取り付けた方。
デジタルにはないメカメカしさがカッコよくないですか??
アナログ油温計、なぜつけなかった?
金銭的に負担だった
まずはこれ。
この電気式のメーターが約13,000円。
このステーが約2,000円程度。
そのほか車種ごとのアタッチメントが必要になったりして、パーツ代などで総額約2万円。
そしてそれだけのお金を出してリアル油温を知る勇気がなかったです。
リアル油温を見るのが怖かった
こちらはXJR1300にアナログ油温計を取り付けた方のインスタですが、気になる油温計の温度。
なんと140度をさしています。
私としてはエンジンオイルは120度くらいまででは抑えたいという認識をしています。
実際にググってみると120度というのはオーバーヒートの疑いがあると言われるみたいですけど、過去に車で走り回ってた時の経験からしても140度を超える温度になることは想像しました。
わざわざお金を掛けて、心理的負担を感じる必要がないかなというのが私の結論です。
オイルクーラーも社外に変えたし良しとしよう
私が以前読んでいたXJR1200の開発陣のインタビューのなかで、「FJ1200にくらべてXJR1200はフィンも拡大されており、オイルクーラーの冷却容量も増量されているため、草レース程度ならオイルクーラーはそのまま使用し欲しい」と言われていました。
ですが実際の街乗りでは渋滞などもあり草レースより過酷なオイル状態になることもあるのではないかと思います。
もうこの辺は精神論的なものになるのですが、オイルクーラーも社外製に変えてるので冷却アップしてることだし、良しとしようという気持ちです。
油温計をつけない代わりに、こまめなオイル交換を
ネットを見てみると「油温計をつけてオイル管理をしましょう」なんていうサイトもあります。
確かに自分の愛車のコンディションを知ることは大事だと思うのですけど、油温が気になって回せないとか、油温が気になるから夏場のツーリングを控えるとかっていうのは本末転倒だと思うのですよね。
なので追加メーターをつけなかった代わりに、オイル交換をこまめにするとか、夏場は少し硬めのオイルを使うなどしてオイルを管理しようというのが現在の方針です。
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