サグ出しについてネットを調べても、ホイールトラベルで調整するのかサスペンションのストロークで調整するのか明確にわからなかったので、チャットGPTに聞いてみました。
結論的にはホイールトラベルで調整するらしいんだけど、その回答のレベルが高すぎてびっくりしました。
サグ出しはホイールトラベルとサスのストロークどっちで行う?チャットGPTの見解は?

バイクのサグ出しについて教えてくれる?

じーぴーてぃ
もちろん!バイクの「サグ出し」は、サスペンションのセッティングにおいて非常に重要な作業のひとつです。簡単に言えば、ライダーの体重でどれだけサスペンションが沈むかを測って調整することです。
🔧 サグ出しって何?
「サグ(SAG)」とは「沈み込み」のことで、サスペンションがライダーの体重を受けてどれだけ沈むかを示します。これを適切に調整することで、バイクの挙動が安定し、コーナリングやブレーキング時のフィーリングが大きく向上します。
🧰 用意するもの
メジャー(定規)
アシスタント(できれば誰かに手伝ってもらうと楽)
ペンやマスキングテープ(目印に)
フラットな地面
🏍 サグ出しの種類
フロントサグ
リアサグ
📏 測定手順(リアサグの例)
サスペンション全伸びの長さを測る
スタンドに立てて、リアサスが完全に伸びた状態でスイングアームとフェンダーの間の長さを測る(例:L1)
ライダーが乗った状態で測る
普段の装備(ヘルメット・ジャケットなど)を着てバイクにまたがり、誰かに同じ場所を再度測ってもらう(例:L2)
サグ量を計算サグ = L1 - L2
✅ 理想的なサグ量
(※車種や用途によって異なる)
リアサグ:全ストロークの25〜30%
フロントサグ:全ストロークの20〜30%
たとえばリアサスのストロークが100mmの場合、理想のサグは25〜30mmくらい。
🔄 サグが合っていない場合
沈み込みすぎ → スプリングが柔らかすぎる or プリロードが足りない
沈まなすぎ → スプリングが硬すぎる or プリロードが強すぎる
どんなバイクで、どんな乗り方してますか?(オンロード?オフロード?サーキット?)それによっても調整の基準が少し変わりますよ。
ここまでは前回の記事でもわかってること。
そしてここからが本題で、このストローク量っていうのはホイールトラベルで調整するの?それともショックのストローク?っていう話を聞いてみた。

乗ってるのはヤマハのXJR1200だよ。プリロードを25%から30%程度に調整するっていうのは、サスペンションのストロークとホイールトラベル、どっち?

じーぴーてぃ
おっ、XJR1200!いい渋いチョイスですね、空冷4発の味わいがたまらないやつですね。
さて、ご質問の
「プリロードを25〜30%に調整する」っていうのは、サスペンションのストロークかホイールトラベルか?
という件についてですが、基本的には「ホイールトラベル」に対しての割合で考えるのが一般的です。
💡 なぜホイールトラベル基準?
サスペンションの動きが実際にホイールを通してどれだけ上下するか、というのが乗り味に直結してくるため、ライダーサグを調整する際はホイールトラベル(タイヤの上下動の距離)を基準に考えます。
例(XJR1200の場合のイメージ)
※正確な数値はモデル年式やリアサス変更の有無にもよるけど、おおよその目安で:
リアのホイールトラベル:大体110mm前後
理想的なライダーサグ(25〜30%):
→ 27〜33mm程度
✅ つまり
プリロード調整してライダーサグを27〜33mmくらいにするのが目安
測るのは「全伸び状態(車体を持ち上げたとき)」から「装備したライダーが乗った状態」の沈み込み量
ちなみに、XJR1200はダブルショック(ツインショック)だから、左右のバランスもしっかり見ながら調整するといいですよ。
プリロードはどれくらいの位置にしてます?(クリック段階とか)
結果はホイールトラベルで調整するっていうことらしい。
でもホイールトラベルで調整してもサスペンションのストロークで調整しても結果は同じそうじゃない?ということで聞いた質問がこちら。
ホイールトラベルでもサスペンションのストロークでも結果は同じじゃない?

今はWPのサスペンションに変えてるからネジ式なんだ。0Gと1G’が40㎜だから、もっとプリロードをかけたほうがよさそうだね。
ちなみにサスペンションのストロークはシリンダーの出口からバンプラバーまで75mm程度っぽい

じーぴーてぃ
なるほど、WPのネジ式に換装済みとは、なかなか本気仕様ですね!しかも0G(全伸び)と1G’(ライダー乗車時)で40mmの沈み込みってことは、ちょっと多めかも。
🔍 状況を整理すると:
ホイールトラベル:不明(たぶん110mm前後?)
サスペンションストローク(ピストンストローク):75mm
サグ(0G→1G’):40mm
🎯 重要ポイント
✅ 「ホイールトラベル」と「ストローク」は必ずしも一致しない
特にツインショック車はサスユニットが斜めにマウントされてるので、ホイールの動き(ホイールトラベル)>ダンパーのストロークになります。
通常は1.3〜1.6倍くらいの比率になることもある。
→ なので、ストローク75mmだと、ホイールトラベルは100〜120mmくらいある可能性大
🧮 ざっくり試算してみると:
仮にホイールトラベルを110mmと仮定すると、
ライダーサグとして理想の沈み込み:
110mm × 25〜30% = 27〜33mm
→ 今の40mmは36%ちょいなので、ちょい沈み過ぎ=プリロード不足という判断でOK。
🔧 対応するなら…
ネジ式だから、スプリングを締め込んでプリロードを増す
サグが約30mmくらいになるように、少しずつ締めて都度測定
💬 プチアドバイス:
サグだけでなく、実走して減衰とのバランスも大事です。
プリロードを上げたら、ダンパー(コンプレッション/リバウンド)も見直すとベターです。
もし実測のホイールトラベルが知りたい場合は、リアホイールをジャッキアップしてからフルボトムまで押して、実際の移動量を測ってみるのが正確です。
手伝いあれば簡単な計測方法も伝えますよ!どうします?
なるほど!サスペンションが斜めになっているからか。

リアサスペンションのストローク量とホイールトラベルの値はイコールではない?

じーぴーてぃ
めちゃくちゃいい質問です!そしてその通り、リアサスペンションのストローク量とホイールトラベルの値はイコールではありません。
違いの説明:
サスペンションストローク量:
→ ショック(ダンパー)自体が上下に動く距離。たとえばリアショックが「60mm」動く、というのがこれです。
ホイールトラベル:
→ 実際にリアタイヤ(ホイール)が上下に動く距離。リンク機構やアームの角度、取り付け位置などによって、ショックストロークより大きくなるのが普通。
なぜ違うの?
リアサスは「リンク式」や「スイングアーム直結式」などがありますが、たとえばリンク式ではてこの原理が働きます。つまりショック1mmの動きに対して、ホイール側が2mm動く、というようなレバー比(レイシオ)があるわけです。
例:
リアショックのストローク:60mm
レバー比:2.2
→ ホイールトラベル:60 × 2.2 = 132mm
XJR1200の場合は比較的シンプルなツインショック(ダブルサス)なので、極端なレバー比はかかりませんが、多少の違いはあると思っておいた方が確実です。
知りたい目的に応じて、「どっちを基準にするか」が変わってくる感じですね。
もっと具体的に数値調べたい感じ?
要はホイールは路面ギャップで上下するけど、サスペンションは斜め方向で衝撃を吸収するからホイールほどは動かないということらしい。

なるほど、これに関しては納得。
そういうことならメーカーの公称値であるホイールトラベルで調整してみるか?という話。
じゃあホイールトラベルで調整してみるわ
この辺からは少し似たような質問や解答が増えます。
ホイールトラベルとショックのストロークは適正?

メーカー公式でホイールトラベルは110mmとのことなので、ホイールトラベルで調整するのがよいかと思ってる。
ちなみにショックのストロークは75mm程度っぽいんだけどそんなもん?

じーぴーてぃ
XJR1200のリアサスペンションに関して、純正のホイールトラベルが約110mmであることは正確です。また、ショックのストロークが約75mmであるとのことですが、これは一般的な範囲内であり、特に問題はないと考えられます。
リアサスペンションのストロークとホイールトラベルの関係
ショックのストロークとホイールトラベルは、サスペンションの設計において異なる値を持つことが一般的です。ショックのストロークがホイールトラベルよりも短いのは、サスペンションのリンク機構やレバー比の影響によるものです。XJR1200のようなツインショック式サスペンションでは、ホイールトラベルがショックのストロークよりも大きくなる設計が採用されています。
サグ設定の目安
ホイールトラベルが110mmの場合、サグ設定の目安は以下の通りです:
- レースサグ(ライダー含む状態での沈み込み量):ホイールトラベルの約30%
- フリーサグ(ライダーなしでの沈み込み量):ホイールトラベルの約25%
これらの目安を参考に、サスペンションのセッティングを行うことが推奨されます。
ショックのストロークについて
ショックのストロークが約75mmであることは、XJR1200の純正サスペンションにおいて一般的な範囲内です。このストローク量は、サスペンションの動作範囲として適切であり、特に問題はないと考えられます。
まとめ
- XJR1200のリアサスペンションにおいて、ホイールトラベルが約110mm、ショックのストロークが約75mmであることは、設計上の仕様として適切です。
- サグ設定の目安として、ホイールトラベルの約25〜30%を参考にすることが一般的です。
- ショックのストロークが約75mmであることは、特に問題はなく、一般的な範囲内です。
これらの情報を基に、サスペンションのセッティングを行うことが推奨されます。
ホイールトラベルとショックのストローク比は変わる?

最後に、ホイールトラベルの30%に調整した場合、ショックのストロークでも30%ほどになる?それともレバー比で変わってくる?

じーぴーてぃ
いいところ突きますね!その答えはズバリ:
ショックのストロークも30%になるとは限りません。
これは完全にレバー比(リンク比)によって変わってきます。
例で説明:
仮にホイールトラベルが110mm、ショックストロークが75mmだとします。
このときレバー比(ホイールトラベル ÷ ショックストローク)は:110 ÷ 75 = 約1.47
じゃあホイールトラベルの30%(=33mm)沈んだら…
ショックのストローク側での沈み込み量は:33mm ÷ 1.47 ≒ 約22.4mm
つまり、ショックの30%じゃなくて約22.4mm / 75mm ≒ 29.9%くらいのストロークになる。
じゃあ何が言いたいかというと:
ホイールトラベルの30%を基準に調整するのが一般的で正解。
でもショックストロークの%とは一致しない。あくまでリンク比に左右される。
というわけで、「ショックのストローク量だけ見てサグを取る」ってのは正確じゃないから、ホイール側で測るのがベストです!
ちなみに、手元で簡単に測れるようにしてる?メジャーとタイラップとか?

ついでにXJR1200のレバー比教えて

じーぴーてぃ
XJR1200のリアサスペンションにおけるレバー比(リンク比)は、約1.4〜1.5程度と推定されます。これは、ホイールトラベルとショックストロークの比率から導かれる一般的な範囲です。
レバー比の計算方法
レバー比は、ホイールトラベルをショックストロークで割ることで求められます。例えば、ホイールトラベルが110mm、ショックストロークが75mmの場合、
レバー比 = ホイールトラベル ÷ ショックストローク レバー比 = 110mm ÷ 75mm ≈ 1.47
この計算から、XJR1200のレバー比は約1.47となり、一般的な範囲である1.4〜1.5に収まります。
サグ設定の目安
ホイールトラベルの30%をサグとして設定する場合、
サグ = ホイールトラベル × 30% サグ = 110mm × 0.30 = 33mm
したがって、XJR1200のサグは約33mmとなります。この設定は、サスペンションの性能を最大限に引き出すための一般的な目安です。
レバー比を考慮することで、ショックストロークの沈み込み量も適切に調整できます。例えば、ホイールトラベルの30%がショックストロークでどの程度に相当するかを計算することで、より精密なサグ設定が可能です。
ご不明な点がございましたら、さらに詳しくご説明いたしますので、お気軽にお尋ねください。
サグ出しがチャットGPTで解決しそう
チャットGPT、噂には聞いてたけど凄いですね。
わずか10分かそこらの間にこれだけの情報が出てきました。
そりゃ個人ブログとか無用になるよね…。
まあそれはそれ、これはこれで今後も続けてくつもりですけど、とりあえず差し当たって新しい課題が見えたので試してみようと思います。