最近カワサキの勢いが止まりません。
なんと今回はZX-25Rに引き続き、中型クラスの新型エンジン「ZX-4RR」の登場です。
スーパーチャージャーを積んだH2の登場やZ1、Z2を思わせるZ900RSの復活などなど、めざましい限りです。
はたして他メーカーは何をやっているのでしょう。
リッター200馬力!ラムエア加給で80馬力のZX-4RR
昔の自主規制はなんだったのか
現時点で公になっているのは、こんな感じの情報
と言った情報。
その他にも様々な最新の技術が搭載されるとか。
30年前の400ccといえば自主規制で59馬力から53馬力に引き下げられた時代だったことを思うと、400ccで80馬力も出せるのか!という驚き。
なんとリッター換算で200馬力。
スープラ(3000cc)やスカイラインGT-R(2600cc)といった車が600馬力近い数字を叩き出すことをイメージすると、ラムエア加給があるとは言え、いかにすごいかよく分かる数字です。
ちなみに1000ccのH2も200馬力なので、カワサキはリッター200馬力を意識しているのかもしれないですね。
はたして80馬力の400ccに大型バイクは勝てるのか?
ちょっとした疑問が、はたして80馬力の400ccに大型バイクは勝てるのか?という疑問。
バイクの速さって馬力だけでなく、車重やギア比なんかも影響するんで一概には言えないんでしょうけど、ゼロヨンみたいな勝負だと大型ネイキッドは負けそうな気も。
逆に最高速とかだと大型のほうが有利そうだけど…。
まあこういう乗り方してると事故の元なので、サーキットなどでそれなりの装備をして挑戦してみてください。
ZX-4RRを国内投入、さらに他メーカーへの起爆剤を願う
実は私がバイク関連でついていけてたのは90年後半くらいまでで、当時から大型ではZX-11として「ZX」の名前はあったものの、当時はまだ中型クラスをZXRとして発売されていたように思います。
環境ということへも今ほど敏感でなかったため、当時は250ccも400ccも4発で発売されていたのですが、その後就職や結婚といった人生の転機によって、徐々にバイク情報からは疎くなっていきました。
そして、いつしか私たち世代が耳にしてきた車名は発売中止に。
後に知ったのは排ガス規制のために250ccは単気筒に、そして400ccでは2発に、さらにさらに空冷エンジンは絶滅という事実。
250ccのマルチエンジンはとにかくよく回った。
速いとか遅いは別として、あのフィーリングは多くのバイク乗りならハマると思います。
そんなエンジンが復活したのが2020年。> ZX-25R登場でマルチクォーター復活の狼煙となるのか?
現時点では北米での発売ということで、国内販売について2023年の秋頃を目標に準備中とのこと。
日本仕様がデチューンされるのか、そのままのスペックで発売されるのかはわかりませんが、気になるのはそのお値段。
どうしてもこれが乗りたいというのであればまだしも、120万出すのであれば大型を取って大型をバイクを買ったほうが安くあがりそうな気もします。
中型クラスには回す(回せる)楽しみもあるし、一概に大型との比較は難しいかもしれないけど、こうしてライダーが選べるマシンが増えることには非常にありがたい話ですね。