家を建てる際、脱衣場に広いスペースを確保する人って多くないんじゃないかと想像します。
なので電気のコンセントに関することも無頓着で、洗面化粧台と洗濯機のところにしかない、という人もいらっしゃるのでは?
まあ私のことなんですけど。
普段はそれでもいいんですけど、問題は冬場。
お風呂に入る際に冷えた脱衣場で服を脱ぐのって意外と体に負担掛かるもので、他のコンセントから延長コードを経由して電気ストーブを使ってました。
でも、コードがドアの隙間を通るし、毎晩コードを出し入れするのはめんどくさい!ということで、冬の脱衣場にストーブを設置するためだけにコンセントを増設してみようということで今回の記事です。
※電気工事には電気工事士の資格が必要になります。
脱衣場にコンセントを増設してみる
電源はどこから持ってくる?
今回増設したコンセントを取り付けるのはここの壁。
まず一番の問題は、電源をどこから持ってくる?ということ。
分電盤が脱衣場にあればそこから持っていくことも可能ですが、個人的に一番ラクじゃないかな?と思うのが脱衣場に面したほかの部屋のコンセントから持ってくるという方法。
こちらは以前子供部屋を間仕切りしたときの記事にある写真です。(子供部屋の間仕切り壁をツーバイフォーの材料でDIYしてみた)
構造によっては筋交いが入っていたりもしますが、内壁はだいたいこの様になってますので、柱をまたぐような位置でなければ壁の反対側にコンセントを付けるというのは構造的には簡単だったりします。
ただ外気に面する部分にはこのように断熱材が入っていますので、配線の難易度はかなり上がります。
今回私は脱衣場の壁の反対側にあるコンセントから分岐して持っていきました。
分岐元のコンセントの使用量にも注意
今回分岐したもとのコンセントは普段FAXやWi-Fiしか使ってないコンセントですが、例えばこれがポットなどを使用するコンセントだった場合、電気ストーブの同時使用をするとブレーカーが落ちる可能性もあります。
分岐元のコンセント使用量や新しく増設したコンセントの使用量などを含めて検討が必要です。
コンセントを増設するための材料
コンセントを増設するための材料はコンセントと電線、あとはコンセントを壁の石膏ボードに固定する裏金具、これだけ。
あとはペンチなどの最低限の工具さえあれば十分増設は可能です。
チェーンを使って配線してコンセントを付ける
今回分岐する予定のコンセントは、高さが1.3m程度のところ。
そして新しくつけるところは高さが30cm程度のところなので、普通に考えると電線を配線することが難しいのです。
そこで使ったのがこちらのチェーン。
これを分岐元のボックスから垂らしてやれば(左)真下に垂れるので、反対側のコンセント用の穴から覗いてやればチェーンが見える(右)という仕組み。
それを引っ張り出して、チェーンに電線をつけて片側から引っ張れば、無事に配線は終了。
あとはコンセントを取り付けてやれば無事に完成。
脱衣場にコンセントを増設してヒートショックを防ぐ
脱衣場にコンセントを増設した主な目的はヒートショックを防ぐために暖房器具を使いたいということですが、逆に真夏は扇風機を使ったり、洗面所に洗濯物を干して除湿機を使うといった使い方もできます。
今回の作業時間はわずか1時間程度。
DIYで増設したため掛かったコストはわずかですが、出来ることなら家を建てるときには1か所くらい別で使える場所を確保しておいた方が、のちのち長い目で見ていいかなとは思います。
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