今ではすっかり生活の一部に入り込んだXJR1200なんですけど、実は過去に手放そうとしたことは何度かありました。
実際に結婚して子どもが生まれて乗る機会というのも減ったし、お金もかかるしマシンセッティングもあってないから乗っても面白くないという状況のもと、当分放置された愛車も見るに見かねてました。
妻と庭の片付けをしていたときに、当分乗ってないね?いつ乗るの?と言われたことをきっかけに売ろうと思いました。
ま、結果としては売らなくて、そしてそれまで以上に乗る機会ができたんですけど、その時の話を少し書いてみます。
大型バイクを手放そうとしたきっかけ
マシンセッティングがあってないから乗ってて面白くない
バイクを手放そうとしたのは今から10年近く前の話。
実はその頃のXJR1200はフルパワー化したもののセッティングが合ってなくて、加速すると吹けなくなる症状に悩まされてました。
それはまるでガス欠になったときの、アクセルをあけても回らないような状態。
結果的に、そのときにお世話になってたバイク屋さんがパーツをポン付けしただけで、周辺のセッティング変更をしてなかっただけということだったのですけど、そんな状態のバイクだったので乗りたいと思うこともなくなったのです。
子どもが小さいうちは休みも自分の時間はない
どのご家庭でもそうなんですけど、子どもが小さいうちって自分の時間は皆無です。
ほとんどが親としての子どもの世話や家族との時間に消えますので、それこそバイクに乗る時間はまったくなかったのです。
もちろん万が一という心配もありましたので、次第にバイクに乗ることを遠慮するように。
軽自動車に変えようとした
そうかと言って一度手放すと再度取得するのは難しい。
その条件のもと妻に提案したのは、軽自動車に変えようかなということ。
そうして車種の条件にあげたのは、カプチーノやコペンといった軽スポーツの車種。
これらの車であればヘルメットなどなしに子どもも乗せられるし、そうかと言ってそれなりに運転も楽しめる。
趣味と実用性を十分兼ねられると思いました。
乗らないから余計に乗らない
バイクが面白いものだとも思わなくなりますし、この悪循環に陥ると本当に乗りません。
もちろんタイヤも傷んでくるしオイルも交換せずに放置、あちこちサビなども出てきてメンテナンスにお金がかかるようになると金銭的な負担ばかりがのしかかります。
そうなると妻からはバイクが邪魔と扱われ、維持することも気がひけるように。
手放そうとしたバイクに乗るようになったきっかけ
北海道へのツーリング
そういう状態にあったバイクにまた乗るようになったきっかけと言うのは北海道へのツーリング。
初めて走る北海道は、バイクに乗るというのは面白いことだと言うことを思い出させてくれました。
残念なことに天気に恵まれたということは少なかったんですけど、1週間以上の時間を掛けて回った北海道の走行距離は鹿児島から函館駅よりも長い距離。
めちゃめちゃ楽しかったです。
乗るより楽しむ感覚を思い出した
この北海道のツーリング中、いろんな場所でバイクの写真を撮ったり、初めて見る景色を楽しんだり、時には牧場近くでそこはかとない匂いを感じたりすることで、バイクは移動するものではなく楽しむものだというのを再認識した気がします。
帰ってきてからはバイクを磨いて綺麗にしたり、新しくはじめた趣味のカメラの被写体としてバイクを撮影してみたり、もちろん新しい場所を目指して走ってみたりすることで、バイクって楽しいなと言うのを思い出しました。
今は「バイクに乗るも楽しいけど、一緒にある生活そのものが面白いな、楽しいなという感覚」に近いです。
バイク熱が冷めたら大きなきっかけがないと難しいかも
バイクにまた乗り出したきっかけのひとつに、今の色に全塗装したことも大きなきっかけなんですけど、あのツーリングがなかったらバイクを全塗装するという発想もわかなかったと思うし、改めてあの北海道のツーリングと言うのは大きな転機になったと思ってます。
でもなかなかそういう大きなきっかけというものに恵まれることは少ないと思いますし、あのときバイクをおりるという選択もありだったかもしれません。
そうかといってバイク熱が冷めたからバイクに乗りたいなぁっていう感情がなくなるのかといえばそうも思えないです。
そんなときにはレンタルバイクというサービスもあるわけだし、「所有しないバイクライフ」というのはあったかもしれませんね。
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