去年、我が愛車につけてるWPのサスペンションをオーバーホールに出しました。
正直サスペンションなんてものはルックス重視、今風に言うとルッキズムだった私。
なぜかというと、サーキットに行くならまだしも、ストリート仕様のバイクにそこまでのセッティングが必要だと思わなかったから。
なので綺麗になって戻ってきただけで満足だったんですけど、せっかく85,000円も出してオーバーホールに出したんだから少し触ってみようと思い、試しにサスペンションの伸び縮み、両方の減衰力を最強にして乗ってみたら硬くて硬くてたまらない。

逆に最弱にして乗ってみるとこれはこれで恐ろしい。
なるほど、これがサスペンションの力か…。
ということで、少しばかり足回りのセッティングをやってみたいと思いました。
足回りのセッティングに必要な用語
でもド素人の私には何から始めていいかもわからない。
そこで足回りのセッティングについて調べてみました。
減衰力調整
WPのサスペンションには伸び側と縮み側の両方に減衰力調整ができるようになってるわけだど、伸びと縮み側の変化の特性がいまいちわかってないです。
伸びを強くすると伸びにくくなる。
まあこれは何となくわかるとして、縮み側は強くすると縮みやすくなる(伸びにくくなる)って解釈でいいのか??
で、これの謎を解いてて知ったワードがこれ。
サグ出し
サグ出しってのは、後輪を浮かせたフリーの状態サスペンションの全長に対して、乗車時のサスペンションの全長の比率を調整する作業。
いろいろ調べてたら減衰力の調整に手を付ける前にこれをしないといけないのだとか。
そのために必要なのがこちら。
プリロード調整
プリロードはこのスプリングの上にあるナットをフックレンチで緩めたり締めたりして、スプリングの強さを調整すること。

当然縮めてやれば反発力が高くなるので硬くなるし、逆にすれば柔らかくなる。
ホイールトラベル
サスペンションは純正のオーリンズからWPに変えてるんで、この数値を使うようになるかどうかわからないけど、XJR1200とXJR1300のホイールトラベルはともにフロントが130でリアが110。
この数値の25%~30%に入るようにサグ出しをするらしい。
幸いこの前オーバーホールに出した時、スプリングのセット長197㎜、ダンパー自由長ってのが333㎜って記載されてるので、この数値が何かわかればこれを使えそう。

まずは足回りが伸び縮みできる位置で調整するってことなのね

足回りってスプリングで変化を吸収しつつ、アブソーバーでスプリングの挙動をおさえるっていうイメージを持ってました。
でも普通に走ってると路面の凹凸ってのはあるわけで、凹の時には伸びてもらわなければならないし、逆に凸の時には縮んでもらわなければならない。
もしもバイクにまたがった状態でも一切縮んでない場合(伸びきった状態)でコーナーの路面の凹部を拾ってしまうと、ギャップに追従できずにリアタイヤが逃げてしまうかも。
なのでこの連休に少しセッティング目的で乗ってみようと思います。
また後日報告していくってことで。