先日バイク屋さんに行って、車検の相談やタイヤ交換の相談、フロントフォークのインナーチューブの件の相談をしてきました。
結局結論的にはどれも出なかったんだけど、その後少し海を見に行き、その道中、こちらの「フロントタイヤが減るのはなぜ早い?」という記事の考察のため、リアブレーキの使い方を意識して走ってみました。
結論的にはまだはっきりとは言えないけど、バイクの挙動はかなり違う気がするというものでした。
下りのコーナー前でブレーキを掛けるとフロントフォークが縮む
バイク屋さんでこのシール交換の相談したときに気づいたんですけど、これはフロントフォークが縮んだときについた跡です。
ちょっとわかりにくいかな?
ダストシールの5cmくらい上に、すこし変色した場所があります。
これまで全く気にしたことなかったんですけど、赤信号で止まるときにフロントフォークの動きを意識してみてみたら、たしかにかなり縮んでいる。
でも慣性の法則からして、減速すれば前荷重になることは変わらないはず。
そう思って今度は逆にリアブレーキだけで止まろうとすると、フロントフォークの縮み方はグッと少なくなってる感じ(自分感覚比)。
これが感覚比だけでなかったとした場合、サスペンションっていうのは伸び縮みしながら路面ギャップに追従するものだから、コーナーの手前のブレーキングで縮ませれば縮ませるほどフロントフォークの挙動を制限するわけで、そりゃたしかに走りにくいだろうと。
フロントブレーキを掛けずにコーナーに入ってみる
そこで、まずは低速からフロントブレーキに頼らずコーナーに入ってみることにしました。
もちろんそこまでに減速をすることを前提とはいえ、コーナー直前のスピード調整をリアブレーキだけにしてみると、これまで感じたことのないくらい曲がる!
これはびっくり。
そして試しに次のコーナーをいつも通りの感じで曲がってみると、今度はまあいつもの感じ。
これは面白い!
確かに下り坂では嫌でもフロント荷重になるところへ、さらにブレーキングで減速すると、さらにフロント荷重になってフロントフォークが縮んでしまう。
そうなると前述した「ブレーキングで縮ませれば縮ませるほどフロントフォークの挙動を制限する」という仮説は正しいのかも。
試しにリアブレーキを掛けたまま走ってみたり試したけど、やっぱり下りのコーナーはリアブレーキの使い方が肝心かもしれません。
リアブレーキをもっと使ってみる
バイク歴30年にもかかわらず、今さらこんなことに気づくのも恥ずかしいけれど、これは自分の中で大きな進歩かも。
普段の道はもちろん、初めて走る道でもこの気付きは大きいはず。
今シーズンはどれくらい走れるかわからないけど、リアブレーキの使い方をもっと考えて乗ってみたいと思います。
下りの峠道が苦手という人は試しにやってみてください。
ひょっとしたら私だけではないかもしれません。