カメラを始めて、星空の美しさを納めたいと思う方はいらっしゃると思うのですけど、いかんせん一眼レフの入門機とキットレンズしかないから写せないだろうなって思ってる方、いらっしゃいませんか?
実は私も、星空を撮るには高いレンズとか、それなりのカメラでないと無理なんでしょ?って思ってました。
もちろん、いいレンズやいいカメラを使うことで、より綺麗に鮮明に写すことは可能だと思うのですけど、やはりやってみたいじゃないですか。
そこで実際に私が写した写真をご紹介します。
一眼レフに付属のレンズで撮影した写真にしてはよく撮れてると自画自賛してます。
星空を入門機とキットレンズで写す
1日目の夜景撮影は雲に覆われて失敗
今年も残りわずかとなるなか、新月+天気という組み合わせに、朝4時頃から起きて、予めロケハンをした場所へ行きました。
なかなか条件的には揃っていたのですけど…
撮影開始早々に雲が現れ、あっという間に雲に覆われました。
2日目にリベンジは天候にも恵まれ無事撮影
リベンジのため2日目となるこの日は、3時半ごろから起きて、1日目と同じ場所へ。
昨晩とった北より、南側のほうがより綺麗に星が見られたため、この日は南の空を撮影し始めました。
写した写真はこちら。
1枚あたりのシャッタースピードは30秒で、合計120枚以上の写真を撮影し、総撮影時間は1時間以上。
とうとうバッテリーが切れました。
比較明合成ソフト「シリウスコンプ」で合成
自宅に戻り写真を取り込み、シリウスコンプで合成。
関連 ≫ フリーの写真合成ソフト「シリウスコンプ」を入れてみた
ものの数十秒で仕上がったのがこちらの写真です。
シリウスコンプは同時にタイムラプスも作ってくれますので、同時に作成。
その動画がこちらです。
これは紛れもなく、NIKONのD3000と標準でついてくるキットレンズで撮影したものです。
結構頑張った!
タイムラプスは1秒間に使う写真の枚数によっても見え方が変わりますので、こちらも参考にしてみてください。
星を写す条件
月が出ていない夜
星を写す条件の一つに、月がないことというのは大事な要素の一つです。
というのも、月というのは星を写すにはなかなか邪魔な存在でして、明るい星は写るんですけど暗い星は写すことが困難です。
そこで月の出てない夜を選ぶ必要があります。
天気が良い日
次に雲の出ていない日。
当たり前ですよね、雨の日に星は撮れません。
なので、月や雲の出ていない夜というものを選ぶ必要があるのですが、冬場に星空が観測できるような夜というのは、たいてい放射冷却がひどく寒い日なのです。
光害のないところ
あとは街中からはなれた光の影響を受けにくいところがおすすめです。
この後ご紹介する、比較明合成という方法を使うと、さほど神経質にならなくても言いそうなのですが、やはり入門機とキットレンズという組み合わせにはなるべく不利な条件は避けたいものです。
星空の撮影にあるとよい機能
星空の撮影には三脚は必須ですが、補助的なアイテムがあるとより快適に撮影できます。
リモコン
リモコンを使うことで、シャッターを押すときにカメラがブレるのを最小限に抑えることができます。
私自身はリモコンの電池が切れていたため全てシャッターを押して撮影しましたが、より安全側で撮影しようとおもうと、リモコンはおすすめです。
https://bikelife.work/406400977-html/
タイマー機能付きレリーズリモコン
D5000系以上の機種であると、タイマー機能のあるレリーズリモコンが取り付けられます。
もちろん他メーカー対応の商品もありますよ。
こちらの商品は、予め何秒ごとに撮影するか設定することが可能な商品で、一度セットしておくことで、後は勝手にバッテリーが切れるまで撮影をしてくれるのですが、結構安く購入できますのでおすすめです。
もしも星空を撮りたいというのがはっきりしている人には、NIKONならD5000以上を勧めてあげてください。
まとめ:一眼レフの入門機とキットレンズでも星の軌跡を写すことができた
入門機とキットレンズでも星の軌跡を撮影することができました。
今回はすごく近場から撮影することができましたが、遠方まで行って撮影しようとするとかなり限定された条件が揃うのは大変困難なことだと思いました。
つくづくカメラマンの忍耐強さというものを実感した一枚になりました。
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