せっかくタンクを外してまで綺麗に塗ったつもりだったエンジンですが、やはり自家塗装のDIYでは剥がれてきました。
そこで一度は自分で出来たことですし、部分的なタッチアップを兼ねて再塗装をしてみました。
再び綺麗なエンジンになったのではないかと自画自賛しています。
また、前回はタンクを下して塗装をしたのですが、今回は外さずに塗装をしてみましたので、そのあたりの養生に関しても書いてみたいと思います。
エンジンの再塗装の手順
古い塗膜を剥がす
本当なら全部古い塗膜を全部剥いでしまえばもっと綺麗にできるのでしょうが、さすがにそこまで行くとエンジンを載せたままとそうするなんていうことは不可能に近いですし、DIYで行うにはあまりにも難易度が上がりすぎます。
そこでマイナスドライバーで剥がれ始めた塗膜だけをまずは剥いでみました。
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/03/6a336f55dcd01b0a9bab44f7d4e845c6.jpg)
もう少し先が自由になるサッシヘラと呼ばれるようなもののほうが使い勝手はいいかもしれません。
塗装面は重点的に養生
養生のコツはまず塗装面、私の場合にはタンクやサイドカバーといったものを先に養生をしておくと、その後の養生で二重三重に養生が重なるので塗装が散ることが限りなく少なくなります。
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/03/50b5a0187ef20975a74deaed11f1d0e2.jpg)
次にプラグコードを外して、プラグを養生します。
長いソケットなんかをそのまま被せると養生しにくいプラグも簡単です。
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/03/f56c9254318ccbd17112992db0a71825.jpg)
隙間の養生なんかは、マスカーを広げて詰めていきます。
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/03/5105eb44b21b33e3be2d883512153813.jpg)
主にタンクとエンジンの下、エンジンとキャブの隙間くらいが目安になるかと思います。
養生の仕上がりはこんな感じです。
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/03/0447ae8ce113e3a8ff33f96d35f9ebf5.jpg)
塗装面の脱脂
脱脂は養生の前でも後でも問題はないかと思いますが、油脂でテープが付かないところがあるかもしれないですし、養生の前にテープが付くところを含めて脱脂を先行してもいいかもしれません。
以前の記事にコメントをいただいたのですが、パーツクリーナーには油分が含まれているらしく脱脂にはむかないそうなのでシリコンオフをおすすめします。
しかし、そのコメントをいただいたのはこの塗装の後・・・
残っていた耐熱塗料オキツモで再塗装
前回塗装した時の缶スプレーが出てきたので、その塗料を使っています。・・・が、やはりパーツクリーナーでは脱脂しきれないのか、同じようなところが塗装がはじかれています。
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/03/f3c47a2b3d983c8db34d0e648591ff4d.jpg)
薄塗りしながら3度目、何とか格好になったような気がします。
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/03/3c85539bd7e4e45ead59c43c8963fb09.jpg)
養生を剥がしてエッジの仕上げ
30分ほどで手につかない程度には乾くので、慎重に養生を剥いでいきます。養生に付いた塗装がタンクに付いたりしたら台無しですからね。
さて、前回もやったんですけど、今回もエッジの処理に入りたいと思います。
ラッカーの薄め液をウエスにつけて、エッジ部分についた塗装を剥ぎます。
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/03/cadc3732cd9db93ba1a1986d6d50d158.jpg)
やすりブロックのようなものに巻き付けて使うと、フィンのエッジ部分だけが落とせるのではないかと思います。
塗装が剥がれてきたエンジンの再塗装終了
こちらが塗装される前のエンジン。
![塗装される前のエンジン](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/03/074f197e29bae997c4995dab77d52e70-300x225.jpg)
一目瞭然に綺麗になったと思います。
![再塗装されたエンジン](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/03/84986c13a2a355b8300ae2066a7f3ce2-300x225.jpg)
焼き付けはまたの機会に
さて、ご存じのように耐熱塗料は熱を加えて始めて塗膜が固くなります。
なのですぐに走りに行きたいところですが、こちらオキツモの缶スプレーには注意書きが書かれています。
![](https://bikelife.work/wp-content/uploads/2020/03/4bbca19453409d5b6281a892ed247412.jpg)
「塗装後過ぎに加熱すると塗膜が膨れたりすることがありますので、常温で24時間以上放置後加熱するようにしてください」
ということで、またの機会に焼き入れをしていきたいと思います。
塗装後の吹き出し口はうすめ液で拭いておくこと
今回再塗装をしたのは、前回塗装した時の塗料が残っていたからというのも大きな要因の一つですが、前回使った後そのまま放置したため、スプレーからの噴射具合があまりよくありませんでした。
なので使い残した缶スプレーの口は、うすめ液ででも拭いておくと次回の補修に使いやすいのではないかと思いますのでお試しあれ。
コメント
こんにちは。
私もXJR1200に乗っております。
半年前にヤフオクで購入しました。
以前オイルランプが点灯するというブログを書いておりましたが、その後どうでしょうか?
私のも、毎回ではありませんがエンジンかけて軽く暖気して走り始めると点灯したりします。
えっ!と思いエンジンOFFにし再始動するとランプは点灯しません。
ポンプや詰まりなら走っている途中にも症状がありそうですが、それはないので社外品のオイルフィルター(目が多いヤツ)かな?と思っております。
ネット検索していたらこのページが目についたので連絡してみました。
吉田様、コメントいただきありがとうございます。
決定的な解決法ではないとはいえ、オイルを多めに入れるようになってからは比較的減ったように感じますし、私のはオイルクーラーを変えている関係で、純正より少し多めぐらいが適量なのかな?と思っています。それでも点灯することがありますが。
バイク屋さんからは入れすぎるとクラッチが切れにくくなるよと釘は刺されていますが、乗っている時にオイルランプ点灯は気持ち悪いですもんね。