XJR1200って初代からオーリンズ(ヤマリンズ)が標準装備されたんで、リヤのサスペンションを交換している人って少数だと思うんですけど、ある事情からこちらのサスペンションはホワイトパワー(以下WP)に交換しています。
その理由というのは、当時の彼女に後ろから車で突っ込まれたから。
テールのフレームが跳ね上がって、サスも伸びきっていたことから交換。
実際にはその突っ込まれた直後は普通に走れたので、交換する必要はなかったかもしれないですけど、カスタムの一つとして交換しました。
ヤフオクで手に入れたものですけど、すでに私の愛車に取りけてから25年近く経ちますから、一度オーバーホールに出したいと思ってますけど、なかなか費用的な事とか気にかかるんです。
WPというサスペンションブランド
どうしてもサスペンションというと「オーリンズ」とか「クァンタム」といったブランドの方がメジャーなイメージなんですけど、WPのホームページを見ると少し興味深い歴史を持つ会社なんですね。
一部抜粋してみたいと思います。
1975年初頭、WPサスペンション社創設者のヴィム・ピータース(国際A級相当のMXライダー)はジャンプ練習中、(純正サスペンションの性能が充分でなかったため)着地で激しいクラッシュに見舞われ重傷を負いました。
(中略)
1977年後半に正式にWPサスペンション社として設立された後、高性能ショックアブソーバーの装着によってモーターサイクルは操縦性、安全性、快適性などが大幅に向上するということを証明しました。
(中略)
WPショックの特徴でもある白いスプリングは、知り合いの業者に錆防止のためのスプリング塗装を依頼したところ、たまたま医療機器専門の分野であったため、白しか塗料がなかったことが奇しくも”ホワイトパワー”というブランドを生むことになり現在では完全にWPショックのアイデンティティとして確立されました。
(しかし政治的な理由によりホワイトパワーというブランド名は1991年からは使用しておりません。)(中略)
・・・それはOEM(BMWやKTMの純正パーツ)そしてアフターマーケットの全ての製品に生かされています。
創始者は元バイクレーサーで、負傷したリハビリの際にサスペンションのことを研究した事が始まりなんですね。
そして白いスプリングのルーツも、結構意識されたものではなく、生まれるべくして生まれたわけですが、医療機器専門分野の業者に塗装を頼むというところがなんとも言えませんね。
で、気になるのはその次。
政治的な理由でホワイトパワーという名称は使用してないとのこと。
気になります。
また、WP社のOEM商品としてBMWやKTMの純正パーツにも採用されているという事で、これらについては私が知らなかっただけだったみたいです。
そんな歴史を持つWP社のサスペンションですから、バイク屋さんに行っても分かってもらえる人には分かってもらえます。
気になる政治的な理由ってロサンゼルス暴動と関係ある?
凄く気になりませんか?
私は気になってウィキペディアなんかも調べてみたんですけど、どこも正確にはかかれてないんですよね。
これはあくまで推測なのですが、1991年から使われていないとのことで、この頃気になるのはアメリカロサンゼルスで起きた暴動。
ウィキペディアによりますと、暴動自体の勃発は1992年4月29日ですが、その原因となった事件は1991年に立て続けに起きており、このことが社名変更のきっかけになったかもしれませんね。
どちらにしても、島国である日本人が海外に行ったときには自分が思わない言葉が差別用語になったりすることがありますから注意が必要だなと思いました。
まとめ
実はオーバーホールのタイミングには中華サスと呼ばれる廉価パーツでも購入しようかなと思ってる自分もいます。
ツーリング、街乗りがほとんどの私にはそれも十分では?と思ってしまいますが、安全性ってどうなんでしょうね。
それだけが不安ですし、中華サスを買うことを考えるとオーバーホールに出しても大差ないですから多分オーバーホールに出すと思いますね。
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