教習所で習いますが、バイクに限らず、車両はキープレフトが基本です。
でも、ここ数年リターンライダーとしてバイクに乗り出して思うのは、キープレフトはやっぱり危険です。
キープレフトに潜む危険
路肩の異物
道路に水がたまらないように、道路には水が流れるように勾配がつけられています。
なので、路肩のほうには雨で流されたと思われる砂などの異物が溜まりやすくなっているわけです。
バイクに乗る方ならわかるでしょうけど、バイクにとって砂などの路面上のものは危険です。
対向車からの死角になる

大きな理由はこれです。
私が免許をとった20年くらい前だったら、そうでもなかったんでしょうけど、近年背の高い車が増えました。
ミニバンとか軽自動車でもタントやワゴンRなんかを筆頭に、後続のライダーがすっぽりと隠れてしまう車が明らかに増えました。
なので頑なにキープレフトを守ってると車から見えないケースが多くなってきています。
バイクのキープレフトってどれくらい?
人によって認識が違うと思いますけど、私はだいたい車線の1/3程度を意識して走ります。
中には白線の上を走ってる原付とかいますけど、あれは超絶に危険すぎます。
キープレフトをしつつ安全に走るコツ
車間距離を確保する
前の車両の高さが高い場合、前の車との車間距離を確保します。
そうすることで対向車からも確認しやすくなります。
また道路に落ちた障害物や、山間部などで動物の死骸を前の車両がまたいで通過した場合などにも対応できます。
対向車から見られる位置に移動する
むやみに車間距離をとりすぎると、後続車両に追い越される可能性があります。
車を運転する高齢者や女性にしてみれば、バイクは大型バイクだろうと、原付だろうと一緒です。
そういう時にはあえてキープレフトを避け、対向車から見られる位置へわざと移動します。
特に交差点付近など、右折車両との右直事故というものは多いです。
キープレフトの義務違反だといわれるかもしれませんが、あくまでこれは防衛運転です。
わだちの多い場所は走らない
時にはわだちの多い道もあるかと思います。
そういった道では真ん中を走りましょう。
ハンドルがとられやすいですし、雨が降れば水たまりもできます。
それは道路の事情ですからやむを得ないことです。
危ない!車両の死角に入らない
前方の車のルームミラーには映らないけど、左のドアミラーには映ってるという場所を走ってるバイクは多いです。
そういう位置になるとこちらが左折のウィンカーを出しても気付きにくいですし、いくらこちらが意識して早く出していても巻き込み事故に発展する可能性があります。
死角に入らないというのは安全運転をするうえで絶対に大事なことです。
バイク乗りは覚えておこう、乗用車とトラックの死角。
自分を守ってくれるのは自分だけだから pic.twitter.com/mzkrIvLnME
— スカイ (@suzuki__b_king) 2018年3月19日
リターンライダーの事故を防止するために
最近、中高年のリターンライダーの事故の記事なんかをよく見かけます。
私も歳を重ねて目も弱くなりましたし身体能力も若い時とは違います。
それでも厄介なことに自分自身は変わってないつもりなのですね。
自分の身体が衰えて、それでも運転をフォローできるのは、自分が運転で培ってきた判断力やヒヤリハットの経験です。
また、若者の車離れとか言われてますけど、車の生活への関わり方も変わって、車の形状なんかも変わってきました。
私たちの免許を取った時代とはそういった車社会の事情なんかも変わってますから、時代に合わせた運転する事は大事だと思いますね。
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