エコカラットを使ったリフォームがほぼ完成したのはいいのですが、端材がいっぱいでました。
そうかといって新たに貼る壁もなく、正規のサイズで残っているのはほんの数枚。
つまりシューズクロークに山になった段ボールは使えない、高価なゴミとなってしまっているわけです。
とはいえこの端材、とても優秀な性能を持った建材ゆえに、ただ捨てるのは非常にもったいない。
今回はこれをふまえたうえで、とりあえずは再利用の方法を考えてみたいと思います。
エコカラットの特性を活かして再利用したい
このエコカラットの端材を再利用しようと思っても、そもそもどれくらいの効果があるの?というところも気になりませんか?
そこでまずはエコカラットの端材に秘められた特性というのを見直してみたいと思います。
エコカラットは超多孔質
そもそもエコカラットというのは多孔質の物質で出来てまして、その表面積はエコカラット1㎡に対し、東京ドーム11個半。※エコカラットプラスの場合
大体エコカラット1枚が基本の300×300のサイズですから、1㎡貼るには面積計算で約11枚ちょっと必要になるんですけど、そう考えるとエコカラット1枚当たりの表面積は東京ドーム1個分相当と換算することが出来るんですね。
ちなみに東京ドームの建築面積(上空から見た面積)は46,775平方メートルなので、エコカラット1cm角であっても51平方メートルの表面積を持つ計算になるのです。
ちょっと想像以上でびっくりです。
ん?多孔質だったら何がいいかって?
それはそれだけの面積がにおいや湿気を吸着してくれるから。
なので、切った端っこなんかでも有効に使うことで、目につきにくいところの調湿なんかに利用できます。
驚きの消臭性能
妻と実験をしてて、同じ大きさの二つのプラスチックの容器にインスタントのコーヒーを入れました。
そのうちの一つにはエコカラットのかけらを、もうひとつは何もせずににおいの変化を観察しました。
コーヒーの量が多かったのか、エコカラットの端材が小さかったのか分かりませんが最初1週間くらいは大差なかったのです。
ところが2週間を過ぎたくらいから明らかに臭いが減ったのです。
この効果には妻も驚いてました。
https://bikelife.work/429295365-html/
エコカラットの端材の再利用方法
つまり端材であってもエコカラットの特性はいかされているのは確認できました。
そこで改めて再利用の方法を考えてみたいと思います。
イベントなどの来場記念の粗品として
以前、リクシルのショールームに行った時、「食器棚の端にでもおいてください。」と言ってリボンをつけたガーゼの包みをいただきました。
そのなかみは粉砕したエコカラット。
リボンもかわいらしい物でしたし、男の私でももらってうれしかった覚えがあります。
なので、イベントなどの来場記念やフリーマーケットなどで買ってくれた人へのサービスとして粗品というかたちで配るのはありだと思います。
食材の調湿に
塩とかって、使わずに放っておいたら湿気を吸ってガチガチになりますよね。
例えばそれなりのサイズの物をガーゼにくるんで、塩の容器に入れたりすると、いくらか効果あるかもしれませんね。
ほかにもパスタのような乾燥食材とか。
ただ擦れると小さな粉末が出るので、衛生的にどう使うかという工夫は残ります。
物入れの隙間に
押し入れの湿気取りのような商品が売られてますけど、あれって水がたまって交換する必要があるし、意外と大きいのでスペースを取りますよね。
その点エコカラットの場合には薄さがわずか6㎜程度なので、隙間に入れておくことができます。
普段履かない靴箱のなかに忍ばせておくのもありかもしれません。
https://bikelife.work/432346697-html/
衣装ケースやポケットの中に
クローゼットの中に所狭しとハンガーが掛かっているご家庭もあるかもしれませんけど、そんなときにはエコカラットを間に掛けておくという方法はいかがでしょうか。
ほかにもシーズン物の服をしまう時に、衣装ケースに入れるくらいは使えそうな気がします。
下の記事ではクローゼットに掛けられるようにエコカラットを網で挟んで、ハンガー付きの調湿材として作ってみました。
https://bikelife.work/436495852-html/
あとは、上着のポケットなんかにも入れておくとポケットの中の湿気や臭い対策にいいかもということで、エコカラットを砕いて調湿材を作ってみました。
https://bikelife.work/ecokarat-hazai-desiccant/
どんなサイズでも使えるエコカラットを上手に再利用したい
いろんなアイデアがありますけど、これらの端材は切れ端なので大きさも形もバラバラなので使いづらいというのが現実です。
それをふまえて考えると、砕いて袋に入れるというのが一番形を変えられていいのではないかと思います。
消臭や除湿には効果の高い商品ですから、最後まできっちり使い切りたいです。
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