私の住む地方ではゴールデンウィークごろになると、田んぼでは田植えの準備が着々とすすめられています。
私は田植えの経験はないんですけど、稲を植える前には代掻きといって水を張った田んぼの土の部分を綺麗に平らにする作業があるそうです。
そしてその作業が終わって水が張られている田んぼというのは一面水鏡となり、大変美しい景色が見ることができます。
以前からこのタイミングで、田んぼに写った月や星を撮ってみたいという願望はあったのですが、酒を飲む習慣があるとなかなか夜に撮影に出かけることもできなかったのです。
でも最近は安定してお酒を飲まないという習慣ができたおかげで撮影に行ってきました。
田植え前の田んぼの真ん中で水面に反射した星空を撮ってみた
結論をいうと、10年以上前の一眼レフの入門機しかもキットレンズの組み合わせではかなり厳しい写真となりました。
まずは横構図で撮ってみた
あまりたて構図というのは好きじゃないので、まずは横で撮ってみました。
ちょっと心配しましたけど、意外と田んぼにもきちんと反射してくれてます。
実際の現地では奥に明かりがあるようなところではないのですが、なんらかの影響を受けてるみたいです。
たて構図で撮ってみた
せっかくなので星空も高く入れたし、田んぼも写したいということで、たて構図に挑戦してみました。
カメラの設定は同じですが、ホワイトバランスだけ変更しています。
撮影中車が走ってきて写真への影響を心配しましたけど、星空への影響は限定的でした。
構造物を入れて撮影してみた
今度は場所を変えて、構造物を入れて撮影してみました。
やはり山の向こうにある施設の光の影響を受けているようで、星空が明るくなってます。
下の方の畦の草の色を反映させようと思うとこれくらい強めにプラス補正を入れないといけないし、難しい判断です。
イメージする星空を撮影するためには入門機はそろそろ卒業か?
今回の記事に乗せている画像は圧縮が掛かってるので少し荒い感じ写真になってしまってますが、元データのほうはもっと綺麗に写ってますし、目的の水面に映った星もいくつか確認できます。
ですが、写ってる星は1等星などの明るい星ばかり。
このカメラでISOを3200相当まで上げるとノイズが酷いことになるし、満足できる撮影レベルとしては1600が限界。
バルブ撮影すればもっと写るかもしれませんけど、30秒開けてるだけでもすでに星が米粒状になってます。
せめて明るいレンズを手に入れればまた違うのかもしれませんけど、そろそろ入門機+キットレンズの組み合わせは卒業するころなのかもしれません。
また来年以降違った写真が撮れる機会に恵まれるといいのですが、田植えの予定や天気の予定は自分の都合だけではどうにもできないので、せめて撮影条件が揃いそうな場所やカメラの入手といった自分でできることをすすめてみたいと思います。
▽棚田でも撮ってみたいです。
https://bikelife.work/tanada-gw-2019/
▽機種によってはスマホでも星空は撮影できます。
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