私の愛車XJR1200はシルバーでしたが、実は最初に探していた色は黒でした。
93年式のXJR400の黒に乗っていた私が、同じく憧れた存在というのが兄貴分の1200だったからです。
なので、いずれ黒に全塗装という事をずっと意識していたのですが、突然縁あって全塗装する機会に恵まれました。≫ XJR1200乗りの私がXJRの好きなところをブログで語る
そして全塗装して仕上がってきた色は、私の思い描くものとは全然かけ離れた色でした。
そんな経験もあり、今回塗装する時には特に慎重に色を選びました。
とはいえ、板金業でもない自分が、バイクの全塗装に選ぶ色について、そうそうなじみのあるものではないのが実情。
そこで採用したのは、車のボディカラー。
これなら、仕上がりをイメージしながら選ぶことができます。
バイクの全塗装の色を実車のボディカラーから選ぶメリット
イメージ通りの色に仕上がる
私が車の実車を参考にしたのは、カラーサンプル帳で見たものは想像以上に違うものだったという前回の失敗があったからです。
しかもその色を直接の実車で確認するという作業をしなかったのが原因です。
まあ、サンプル帳なんてものは所詮は印刷されたものなので、実際のものと違うのは当然なのですが、特にパールが含まれる塗装などは印刷されたものとはかけ離れたものに仕上がる可能性があります。
その点、何年式頃の車種というものが特定されれば、簡単にイメージ通りの塗装に仕上がります。
補修用の缶スプレー
またバイクに乗っていると必然的に飛び石を受けたり想像したくはないですけど転倒したりという恐れがあります。
そんな時に助かるのが補修用のスプレーです。
板金屋さんにしか作れない特殊な色にしてしまうと また板金屋さんにお願いすることになりますし当然それに伴って費用もかかります。
またアフターパーツの交換取り付けという時でも補修用のスプレーで塗装ができるのは経済的に助かるはずです
車の色からバイクの色を選ぶ際の注意事項
タンクをイメージした曲面を見て選ぶ
バイクは車と違って曲面が多いせいか、メタリック系の色やパールの多い塗装では特に、実物の車の色と違って 明るめに見える可能性があります。
バイクの色を一番印象付けるパーツとしてはタンクがありますが、タンクには平面は存在せず、ほぼ曲面で構成されています。
車で言うとボンネットや屋根は平面に該当するので、フェンダーやバンパーのコーナーなどの曲面を参考するいいかなと思います。
駐車場に停まった他人の車を見るときは、間違っても不審者がられないように見てくださいね。
カラー番号を確認する
どこのメーカーのどの車種の色と言っても、中には台数限定のマニアックな色も存在します。
番号が似ていても、番号が違えばまったく別の色になりますから、一番いいのはボンネットを開けさせてもらって、色番号を確認できるのが一番いいのですが、なかなかそうもいきません。
中古車屋さんに行けば、台数も多く揃ってますし、ボンネット開けさせてと言っても不信がられないですね。
今回の全塗装で検討したブルーメタリック
ちなみに今回の全塗装について検討したのは以下の4色。
パールメタリックカシミヤブルー(ZCW)
現在採用して全塗装した色です。≫ 14年間の色を捨てて、いよいよ全塗装終了で「新生XJR」に対面
スイフトスポーツの色なのですが、純粋に青です。
ラグナブルーメタリック(6W)
これは初代ロードスター(NA8)の限定色で、メタリックの入った青です。
ロードショーで一般的によく目にする青といえばマリーナブルー、原色に近い青ですが、このカラーは限定色ということもあり、高級感のある色です。
見る時間帯によっては、若干赤紫っぽく見えた覚があります。
パシフィックブルーパールメタリック
日産のマーチにも使用された色で、なかなか現物を見かけることは少ないのですが綺麗な色です。
街中で見ると若干薄目のブルーメタリックです。
ホンダにも似たような名称の色がありますし、同じ日産でパシフィックブルーという名称も出てきて、色を限定することが出来なかったのでやめた覚えがあります。
マジョリカブルーマイカメタリック
こちらはミラジーノ(L700)とかAVYに使われてたボディカラーです。
青が強めですが、綺麗な青です。
まとめ
全塗装と言うのは決して安くないので、失敗はしたくないです。
特注で色を作ってもらうのであれば、何度かサンプルを作ってもらって妥協せず選びたいものです。
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