先日ツイッターを眺めてたら、「自分のバイクくらい自分で整備しろ、そうじゃないならバイクに乗るな」みたいなツイートが流れたみたいでびっくりしました。
途中から追ったので、詳細なツイートまでは行きつかなかったものの、どうも「自分のバイクぐらい自分で整備できるようになれ」なんていう人はチラホラいるようです。
確かに自分の愛車を愛着持って整備できるというのは羨ましいことではありますけど、だからと言って整備できないんなら乗るなというのは、少しかけ離れた議論だと思いませんか?
私も大学時代からオートバイに乗り始め、社会人ライダー、お父さんライダーになって整備に関して感じることを書いてみたいと思います。
バイクを自分で整備できるメリット

バイクを自分で整備できないといけないワケではありませんが、自分で整備できると当然にメリットもあります。
カスタムパーツを自分で取り付けられる
せっかく買ったカスタムパーツ。
自分で取り付けることで、バイクに対する愛着もわきます。
過去にはマフラー交換なんかもしましたし、廃オイルのパックを買ってきてオイル交換をしたこともあります。
大抵の場合には取付説明書が入ってたりして、思ったより簡単に取り付けられるということも多いのは私も経験しています。
また自分で取り付けることで、不具合が起こった時に原因を特定しやすいといったメリットもあります。
バイクの異常をいち早く察知できる
何もしてないのに壊れた・・・なんて言う人はいないんですけど、車でもバイクでもある日突然壊れるなんてことはちょっとレアケースだと思います。
バイクを整備できることで、異常を感じとって処置することが出来ます。
意外と最初は小さなマシントラブルでも放っておくことで、深刻なマシントラブルにもつながりかねませんし、メンテナンスというコスト面でも大きなメリットです。
バイクを自分で整備できるのは理想
自分のバイクを自分で整備できるようになるのは、はっきり言って理想です。
前述したメリットのほかにも、安全に走るためにも好ましいことであると思いますし、出先でのマシントラブルにも対応できれば、ツーリング中も心強いです。
だからと言ってバイクに乗るななんて言うのはちょっと話が飛びすぎじゃないですかね?
整備を任すことで得られるメリット
私自身オイル交換を含め、タンクの取り外し、プラグの脱着などといった簡単な整備くらいはできるつもりです。
でも、最近は一切しません。
自分の時間がもったいない
バイクを触りだしたら、結構時間が掛かってしまいますよね。
独身時代ならいざ知らず、子供がいて家族がいて…となると休日のたびにバイクを触ってるわけにはいかないので、時間がもったいないわけです。
時には取りに来てもらったりして、整備に関することは一切お任せしています。

工具や消耗品に結構お金がかかる

バイクの整備をするために、車載工具で整備しようという人は少ないでしょう。
もちろん車載工具には最低限の工具は入っているとはいえ、工具の強度には不安がありますので、できればそれなりの工具を揃えたいものです。
そうなると地味にお金が掛かるんですよ。
後は消耗品。
最近でこそAmazonや楽天といったネット通販が普及しましたけど、カー用品店ではバイク用のものが手に入らないものなどもあったりすると、バイク屋さんに買いに行く、注文してもらうといった手間が掛かるわけです。
どんな分野にもスペシャリストがいる
なんだかんだ言って、私としては「スペシャリストに任すのが安心で早くて安い」という結論に行きついたわけです。
特に走行に関わる、制動に関わることや操舵類に関しては、素人が分かったつもりでいじると逆に愛車を危険な状態にしないとも限りません。
自分で整備できないからこそしておきたいこと
どんな人だって、体調に異変を感じて病院で治療をしたことがある人はいると思います。
人間と違ってバイクは、症状を訴えてくれませんし、壊れるまで走ってくれますからね、いじれなくても日ごろのメンテナンスは気にしておきたいところです。
異音やガタツキのチェック
エンジン回りの異音や、駆動系から発する異音などはチェックしておきたいところです。
「どんな時にどんな音がするのか」というのはバイク屋さんにとってもかなり有効な判断材料の一つです。
アクセルを開けたとき、走っている時、ブレーキを掛けたとき、エンジンが冷めている、あったまっているなど、決まって出るタイミングの情報は掴んでおきたいです。
あとはガタツキですね。
昔乗ってたXJR400で2回ほどステムにガタツキが発生して直してもらったことがありますけど、最初はわずかな緩みが振動とともに大きくなる可能性も高いです。
いきなりパーツが脱落したということはないと思いますけど、安心して乗れませんよね。
オイル漏れ
私も以前ありましたけど、洗車していて気付くことって結構あります。
私の場合にはクラッチフルードが漏れていて、クラッチが切れなくなりましたからね。
≫ クラッチが切れないトラブル。夏の早朝ツーリングに出かけるも20分で帰宅
パッキンが痛んでいて、気付いたらオイルがじわじわ漏れていてということもあります。
エンジンオイルだったら焼きつく恐れもありますし、ブレーキフルードだったら止まれないといったことにもなりかねません。
チェーンの手入れ
洗車ついでに、チェーンのグリスアップくらいはしておきたいですよね。
▽こちらはこのブログで結構読まれてる記事です。
これは私の主観ですが、以前ホワイトタイプを使ったことありますけど、時間がたつと特に綺麗に見えないのでお勧めしません。
ロードサービスに加入しておく
ツーリング先でバイクが止まってしまったというケースを想定して、あらかじめロードサービスに加入しておくことをおすすめします。
ずっとライドクラブでは、レッカーサービスや現地で応急処置をしてもらうことが出来ます。

まとめ
自分でバイクが整備できるメリット
- カスタムパーツを自分で取り付けて満足度を上げられる
- 出先でのマシントラブルに対応できる
- メンテナンス費用を節約できる
バイク整備を任せることで得られるメリット
- 自分の時間を確保できる
- 工具類にお金が掛からないで済む
- 整備の正確性
自分のバイクを自分で整備できるようになるのは確かに理想ですけど、整備できないといけないわけではないです。
ただ整備が行き届かず、明らかに手入れのされてないバイクというのは、バイクもかわいそうですから、冒頭のツイート主たちも、こういったことが言いたかったのではないかと思います。
せっかく縁あって自分の愛車になったバイクですし、きちんとメンテナンスしてあげましょうね。